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スタッフブログ

我が家の猫が病気になりました

こんにちは、受付の神宮です。

先日お花見に行きました。天気は曇りでしたが満開の桜が素晴らしかったです。

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さて、私事ですが我が家の愛猫が病気になりました。最初は何がどうと言うわけではなく、なんとなく元気が無いような気がする…でした。

次にお水をよく飲み出し、排尿時にポチッとしたちょっとの血が砂につくようになりました。

検査の結果、多飲は慢性腎疾患、血尿は結石によるものでした。

 

まずはフードを療法食に変えました。

トイレはシステムトイレにし、シートは専用のものではなく犬用のおしっこシートにし、結石が尿道を塞いでいないか毎日尿の量や色をチェックしています。

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今は元気にしていますが今後も体調管理はしっかり続けていきたいと思います。

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愛猫愛犬の様子がいつもと違ったり何か変だとか、異変を感じたら健康チェックをしてあげてくださいね。

飼い主様と大切なご家族のより良い生活が長く送れるますように

「シニア犬の介護」をテーマに、第2回シニアセミナーを開催致しました

こんにちは、看護師の久松です

3月20日に「シニア犬の介護」をテーマに、第2回シニアセミナーを開催致しました。

今回も多くの方に参加して頂きました。

シニア犬の介護に大切な、食事・排泄・入浴・環境整備のポイントをお話ししました。

 

そして、今回は特別にPEPPYさんに介護グッズをお借りしたり、院内で使っているグッズを展示した、特別介護ブースを用意しました。

実際に、商品に触って確認できる機会は少ないので皆様に好評でした!

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次回は「シニア犬のアンチエイジング」について運動を中心としたセミナーを行う予定です。

シニア期を長く元気に過ごすために、ご家族の皆さんがご自宅でできるマッサージ・ストレッチ・遊びなどを紹介したいと思っています。

詳細はまだ未定ですので、決まり次第またブログなどでお知らせしたいと思います。

次回もたくさんのかたのご参加をお待ちしています。

 

平衡感覚について

こんにちは.獣医師の鵜飼です.

2016年になり,早くも2ヶ月が経ちましたね.

みなさんは今年の抱負は立てていますか.

私はいろいろと考えましたが,今年の抱負は,『英語力を上げて字幕無しで洋画を見れるようにする!』にしました.

なかば願望ですが…

 

さて,本日は神経症状の一つである,「平衡(へいこう)感覚」についてお話したいと思います.

そもそも平衡感覚とは何でしょう?

 

答えは,日常生活で身体のバランスや姿勢を調整する働きのことです.

この感覚が障害を受けると,まっすぐ歩けなかったり,眼が回ったりします.

 平衡感覚は以下の3つの感覚が協力して働いています.

  • 皮膚感覚
  • 視覚
  • 前庭系

上記の3つのうち,どれか1つが欠けるだけで,平衡感覚障害,つまりからだのバランスがうまくとれないといった症状が認められます.

皮膚感覚:私たち人も犬・猫も通常は触覚から,空間を認知しています.つまり,空間の中で自分の手足・身体がどこにあるのかを無意識に把握します.

視覚:眼で見ることで,空間の上下左右前後などを理解しています.視覚の低下によって,ふらつきやからだのバランスが取れなくなります.例えば,目隠しして歩いた時など.

前庭系:名前が専門的で難しいので,聞き慣れない人も多いと思いますが,耳の中にある三半規管の機能です.同様に身体のバランスや動きの変化を脳に伝えます.

 

 では,よく遭遇するもので,例をあげてみます.

 まずは人で・・・船酔いの状態

・船上での慣れない環境(連続的な揺れや振動など)で,③三半規管がうまく働かなくなっています.

この時多くの人が,横になり船と体を密着させて,①皮膚からの平衡感覚を増やします.つまり①と②で③の分を補おうとしてます.

 

次はワンちゃんで・・・老齢犬に起こる,特発性前庭障害と言われる病気

・急に三半規管の機能が低下する病気です.船酔いの時と同じで,身体を出来るだけ床に付けて,じっと動かないことが多いですね.これも③前庭系機能を補っています.

**こんな時に注意して欲しいこと**

 急にワンちゃんを抱っこして持ち上げると,①皮膚感覚の補助が取り除かれてしまい,平衡感覚が低下して,大パニックになってしまいます.

→対処法:からだを出来るだけワンちゃんに接して抱っこしてみてください.

 

 少し専門的で難しい話でしたね.この感覚は私達も持ち合わせており,大事な機能ですので,頭のどこかに入れておいてもいいかもしれません.

 

 何か気になることがあれば,何でも構いませんので,いつでも相談してくださいね.

 

フードアドバイザーの資格を取得しました!

こんにちは。動物看護師の渡部です。

突然ですが、処方食を先生に指定され言われるがままにお家の子にあげているという方は多いのではないでしょうか?

腎臓が悪いから・・・尿結石があるから・・・太っているから・・・など、その子の状態に合わせて処方されていると思います。

しかし、実際にどのような効果があるのかは不明という方が多いと思います。

 

そこで当院では、何人かのスタッフがロイヤルカナンさん協力のもと処方食について勉強してきました。

先日ついに総合テストを終え、無事にフードアドバイザーの資格を取得しました!

栄養学や生理学などを基礎から学び、実際に処方食がどのような効果を期待して作られているものなのかなどを学んできました。

今回の資格はロイヤルカナンさんの処方食限定ですが・・・

お家の子に処方食をあげているけれど不明な点や不安な点があるという方はぜひ質問をしてみてはいかがでしょうか?

そして安心してお家のワンちゃんやネコちゃんにご飯をあげてください。

 

ロイヤルカナンさんのフードにはベッツプランと言って、ワンちゃんネコちゃんのライフスタイルに合わせたご飯も販売されています。

育ち盛りの子にはどのような食事をあげたらいいのか、どれくらいの量をあげたらよいのか、などの質問でも大丈夫です。

小さいころからご飯の管理をしていると肥満の予防にもなります。

 

動物看護師の多くはこの資格を取るために勉強をしています。

獣医さんに直接は聞けないな・・・という場合はぜひ看護師に声をかけて下さい。

皆さんのお力になれると思います。

受付終了のおしらせ。第2回シニアセミナー「シニア犬の介護」

先日ご案内した第2回シニアセミナー「シニア犬の介護」はご好評につき、申し込みを終了させていただきます。

お申し込みいただいた皆さまのご期待に添えるよう現在も準備を進めています。

当日皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

ワンちゃんがネギを食べてしまった!

動物看護師の小山田です。

先日私の愛犬のコタロウがお鍋の長ネギを食べてしまいました。

本日はワンちゃんがネギを食べてしまった!…その時私が実際どうしたのかを書かせていただきます。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、ネギはワンちゃんが食べると中毒を起こす物の一つです。

玉ねぎ・長ネギ・ニラなどにはワンちゃんの赤血球を壊す成分が入っています。生のネギはもちろん、加熱・調理してもダメです。

赤血球が壊れると貧血になってしまうことがあり、輸血が必要になる場合もあります。

おしっこの色が赤くなることもあります。

これは壊れた赤血球のヘモグロビンという成分が血液中に流れて、尿にその色が出てしまう為です。

ネギ中毒はネギを食べてすぐではなく、2~4日経ってから症状が出ます。

ネギを食べたあとで、元気がない・歯茎が白い・赤い尿が出るなどの症状が出たらネギ中毒かもしれません。

 

ネギを食べてしまった!と気づいたとき、まず病院に電話しました。この時、どのくらいの量をいつ頃食べたのかを伝えました。

 

相談の結果、ネギを吐かせる処置を行いました。

幸いなことに、この処置をしてすぐにネギを吐いてくれました。

しかしネギを食べてから少し時間が経っていたので、ネギの成分をいくらか吸収してる可能性がありました。

そのため3日後に貧血のチェックをすることになりました。

吐かせる処置を行った日は点滴と血液検査を行い帰宅しました。

再診までの間は、元気がなくなってないか、歯茎の色や尿の色を注意しながら様子を見ていました。

そして再診の日、血液検査で問題ないとの事でほっとしました。

 

今回のことでワンちゃんの誤食の怖さを再認識しました。

まだまだ元気に一緒にいたいから、これからはよりいっそう食べ物には気を付けていきたいと思います!

おやまだ

我が家の老犬たちの冬

こんにちは、看護師の佐々木です。

今月は、菜の花が咲くほど暖かかったり、冬らしく雪が降ったりと天気や気温の変化が大きく、週明けには西日本が大雪でニュースになってましたね。

病院の周りの雪もずいぶん溶けましたがまだ残っています。

我が家の高齢犬は、ひさしぶりの雪に楽しくなって興奮しているおばぁちゃんと決して外に出るのが嫌なわけではないのですが、玄関の戸を開けると途端に震え始めるおじいちゃんとちょっと対照的な2頭です。

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昼間は暖かくても夜はまだ寒い日が続きます。

シニア期をむかえた子はもちろん、他のワンちゃんやネコちゃんの体調管理に気をつけてあげて下さい。

そして、飼い主の皆さんもかわいい愛犬愛猫のためにも体調に気をつけてくださいね。

 

犬のリハビリ

こんにちは。

リハビリテーション科担当の藤澤です。

昨日は関東地方は大雪でしたね。

病院の周りも一面真っ白。

今日は朝から2時間半、人生初の雪かきをしました。

筋肉痛にならないようにしながら、効率よく作業をする身体の使い方はどうかなーと考えながら、いろいろなやり方で作業を進めました。

ですが、「おー。この方法だといいかもしれない・・・」と究極のポーズをあみだしたところでうっかり滑って転んで手をついてしまい、手首を痛くしてしまいました(笑)

皆様もお気を付け下さいね。

さて、今日は椎間板ヘルニア術後に機能回復を目的としたリハビリを展開し、その後シニアの健康維持目的でリハビリテーションに通院されているわんちゃんのご紹介をします。

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頑張るわんこのはミニチュアダックスフントの「ししまるちゃん」

ご了承頂きましたので、写真も載せちゃいます。

ししまるちゃんは、椎間板ヘルニアの術後しばらくの間、運動麻痺により歩くことが出来ませんでしたが、

今では日常生活にほぼ支障が無いレベルまで運動機能の回復が出来ました。

機能回復を目的としている時期は、お水の中で立ったり歩いたりする練習をする「水中トレッドミル」なども使用しましたが、

現在は「いつまでも元気に暮らす」事を目標にやっていますので、できるだけ日常生活に近い形の運動で頑張っています。

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童顔で甘えん坊のししまるちゃんが、いつまでも元気に動くことができるよう、精一杯お手伝いをさせて頂きたいと思います。

 

おしるこ&力肉汁

こんにちは。

施設管理の中村です。

今日は寒かったので、スタッフのために炊き出しをして温まってもらいました。

メニューはおしること、甘いものが苦手な人のために、野菜とお肉たっぷり餅入り汁!!

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お腹ぺこぺこスタッフたちは大喜び!!

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大盛のおしるこペロリの上嶋先生

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庄山先生、笑顔がこぼれています

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もりもり食べて元気いっぱい

色々な首輪、胴輪

こんにちは。施設管理の中村です。

今回は私が持っている首輪や胴輪の一部を紹介します。

首輪や胴輪は、色々な種類があり、使う子のタイプや用途によって違います。

①首輪(平首輪) 

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よく見る普通の首輪です。

②チョークチェーン 

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  しつけに使う事もあります。

 リングが小さい物、大きい物があり、首が擦れてしまう子は大きい物がいいかもしれません。

③ハーフチョーク 

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 名前の通り、引っ張ると半分だけ締まります。素材も色々です。

 一番左は、「スパイク」と言って、内側に金具があるので引っ張ると食い込んで痛いです。

 あまり普通の子にはお勧めしません。

 一番右は、「ソフトハーフチョーク」と言って、スポンジクッション入りで柔らかいので、優しいです。

④イージーウォーク、ジェントルリーダー

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引っ張りが強い子やしつけの為に使います。

⑤胴輪 

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ひものタイプ、服になっているタイプなど様々です。

 

その子その子にあった物を探してみて下さい。

私が持っている物はほんの一部ですが、少しでも参考になったら嬉しいです。

検査の基本

皆さま、明けましておめでとうございます。

獣医師の森田です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

前回、私が担当した回では検査について書かさせていただきましたが、今回は一番大事だと考えている検査について書きたいと思います。

 

それは、『問診と身体検査』です。

 

あえて専門用語で書きましたが、問診とは医師が患者に病状を尋ねることです。もちろん動物は話せないので、獣医療の場合ご家族にペットの病状を聞くことを指します。

身体検査は言葉の通りで、獣医師が動物の体に直接触れて異常がないか検査をすることで、まさに五感を使って行います。

これらの検査は特別な検査機器を必要とせず、獣医師は日々当たり前のように行っていることです。

しかし、動物の状態を直接確認し、問題点と疑われる病気をリストアップし、診断に必要な検査を考えていく上では非常に重要です。

しかも、動物に対する負担は他の検査に比べると少なくて済みます。

上記の検査を行うにあたって、獣医師には病気の知識・追加検査の目的・治療方針などについて熟知していることはもちろん、ご家族から正確に聞き出す会話力・動物出来るだけ怖がらせずに触らせてもらう優しさなどが必要になり、個人的にはとても奥が深いと感じています。

ご家族の側にとっては、何をどれくらい話していいのかわからないことも多いかと思います。

また、うろ覚えな状況もあるかもしれません。

どうか、ペットの異常について気になるところがあれば遠慮なく話してください。

不確かな情報でも構いません。

私は獣医師として病気の知識を集積するとともに、ご家族とのお話から必要な情報を引き出して行けるよう努力していきたいと思います。

(獣医師:森田)

 

老化はなぜおきるのでしょう

こんにちは。獣医師の平林です。

先月、第1回シニア教室が開かれました。

予想以上の大勢の方々にご参加いただき、改めて『老化』とは大きなテーマであること感じました。

老化とは、時間の経過とともに進行する体の衰えを示します。衰えは見かけや体の調子の変化としてみられますが、その変化はもとに戻すことはできません。

教室では老化に伴ってみられてくる症状についてお話ししました。ここでは、老化とはなぜ起きるのか、ミクロの世界のお話をしたいと思います。

私たちの体は、さまざまな種類の細胞からなり、無数の細胞が集まってつくられています。

細胞は寿命がくると消えてしまうのですが、多くの細胞は分裂することで新しい細胞に入れ変わり、体が保たれていきます。

それぞれの細胞の寿命はさまざまで、どんどん分裂をして新しい細胞に入れかわるものと、一生を分裂せずに過ごす細胞があります。

 例として、皮膚や血液の細胞は分裂がとても活発です。皮膚にケガをしても数日のうちに良くなるのは、すぐに新しい細胞で補うことができるからです。

一方、神経や筋肉の細胞は生まれてから死ぬまで分裂をしないで過ごします。神経や筋肉がケガをしたときには、傷ついていない細胞が、傷ついた細胞の分まで頑張ることで働きが保たれます。

このように、ヒトや動物の体は保たれているのですが、それでも衰えてきてしまうのです。

その理由はいくつかあるようです。

細胞が分裂し、新しく入変わることのできる回数には限りがあること、細胞にいらないものがたまったり、傷ついたりしてうまく働けなくなってきてしまうことが主な理由です。

細胞が衰えてくると、脳や筋肉、内臓などの働きが悪くなり、いわゆる『老化』としてみえてくるのです。

老化は、私たちが生きていく中でおきる変化の積み重ねであり、避けることのできないものです。

生き物の種類により老化の早さは違い、わんちゃん、ねこちゃんはヒトの5-7倍の早さで進んでいきます。

少しでも長く、元気に過ごしてほしいものですが、起きてくる変化を、長く生きてくれた証として受け入れてつきあっていくことが大切です。

適切な栄養・体重管理、ストレスの少ない生活環境づくり、適度な運動や遊びは体によく、老化を遅くするといわれています。

これらはご家族や私たちのしてあげられることです。

細胞を守り、元気に長生きしてもらいましょう!


平林

分離不安ご存知ですか?

獣医師の福島です。

これからクリスマスやお正月といった楽しいイベントが目白押しの季節。

ワンちゃんやネコちゃんにとってはお留守番が多くなる季節かもしれません。

ペットホテルをご利用になる方もいらっしゃると思います。

そこで皆さま、分離不安という言葉、ご存知ですか?

文字通り、ご家族の方が不在時に限定して起こる不安行動や生理的症状を表す病気のことです。

病気と言われると少しショックかもしれませんが、近年多くなってきていると言われています。

私の愛ニャンコ:よく寝ています。寝てるところしかとれないのです。

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(ぽーちゃん)

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(かえでちゃん)

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(そらちゃんとお母さんのくるみちゃん)

具体的な症状としては、

 

不安徴候:

過剰に声をあげたり遠吠え

物を壊したりする破壊行動

トイレ以外での排泄

 

生理的症状:

嘔吐・下痢といった胃腸症状

食欲不振

震え

舐性皮膚炎(手や足の先を舐める)

 

が挙げられます。この症状は、ご家族の外出後30分以内に現れます。

原因として以下の事が挙げられます。

・お留守番の練習が出来ていない

・ご家族のライフスタイルの変化(例えばご家族が増えたり、お仕事を始めたりすること)

・外出時や帰宅時に過剰に愛情表現をする

(いってくるかるね、良い子にしててね、と声掛けしながらぎゅっと抱きしめるなど)

・早期分離

(母親や兄弟から早く離されて育った動物は不安定な性質になると言われています)

・ご家族との過度な愛着関係

(どこに行くにも一緒の場合、例えばトイレに行くときにもついてきたりする場合は要注意です。また、いつも家にいて外の刺激やご家族以外の人や動物と社会的関わりを持たないことも病因になります)

 

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(りゅう君は子猫が大好きでお世話をしていました。)

 

治療として、

行動学的治療:

・ご家族の動物に対する接し方を見直す

・お留守番に慣らせる

など行動修正をしていく

薬物療法:行動修正と同時に実施(お薬だけでは治りません)が挙げられます。

 

分離不安についてお話ししてきましたが思い当たることありませんか?

皆様の大切なワンちゃん、ネコちゃんはお留守番中どのような状態ですか?

ストレスなくゆっくりできてご家族の帰りを良い子で待っていてくれてますか?

かけがえのないご家族の一員のワンちゃん、ネコちゃんとお互いストレスなく楽しく幸せに暮らせるようアドバイス出来たらと思っています。

この病気はなかなか認知されずらいと思いますが気になることがあればご相談ください。

 

これからの季節を楽しみましょう。

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(やっぱり寝ています。ナイスショット!)

 

屋上からの景色は・・・

トリマーの鈴木です。

冬の晴れた日、加えて空気の澄んだ日は、屋上から富士山が綺麗に見えます。

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大分、下の方まで雪化粧をした富士山です。

朝、富士山に会えると、パワーをもらえます。

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夕日に染まる富士山です。

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富士山に加えて、綺麗な夕焼けも、秩父の山々も、埼玉動物医療センターの屋上からは見ることができます。

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こちらは6月の夕焼け空です。

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この日の夕焼け空は、全国的にすごい空になっていたと、あとから友人が教えてくれました。

とても幻想的でした。

この辺りの地域の6月の日没は、18:40〜19:00位だったと記憶しています。

富士山撮影時の12月4日の日没は、16:10〜16:30位でした。

19:00までが定時の私は…。

サボってはいません!

私の趣味は一眼レフカメラです。

(いつまでも初心者)

カメラを始めてから、今まで以上に綺麗な景色に関心を持ち、空を眺めることが本当に多くなりました。

当院のブログをご覧になってくださっている患者様、患者様ではないけれど、見てくださっている皆様、

心に余裕がない時、悲しい時、憂鬱な時、ネガティブな感情に押し潰されそうな時…

綺麗な景色を眺めたり、空を見上げてみませんか?

果てしなく続いている景色を見ると、心が落ち着いてきます。

自然の神秘を感じます。

たまには、頭をからっぽにして空を見上げ、深呼吸してみるのもなかなかいいものです。

やすらぎと潤いの緑

受付の井澤です。
12月に入り、早いもので今年も残すところあと3週間余りとなりました。

外の空気が冷たく、日没時間がだんだんと早くなってきましたね。

冬場気になるのが、湿度が下がることによっておこる空気の乾燥です。

室内では暖房器具の使用等によって、より乾燥を実感することが多いかもしれません。

当院の待合室には数種類の観葉植物が設置されています。

モンステラ
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ポトス
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ベンジャミン
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ドラセナ
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観葉植物には目で見て楽しむリラックス効果や空気をきれいにする作用があるほかに、水分を蒸散させて空気を潤す作用もあります。

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今ならどこかにサンタさんが隠れている木があるかも…

ご来院の際はぜひ待合室の植物にも目を向けてみてください。

猫の散歩

看護師の斉藤です。

今回は猫ちゃんの散歩のお話です。

“犬じゃないんだから、猫に散歩なんて…”と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

実際私も猫は家の中でゴロゴロしていればいいと思っていました。

しかし最近、我が家の猫達のケンカが絶えず、一匹がいつもイライラしているようになってしまいました。

どうしたものかと思い、気分転換になればと散歩に行ってみることにしたのですが外の空気や音がいい刺激になってくれたようで少し落ち着いたように感じます。

元々その子は、ドアが少しでも開いていれば飛び出して行ってしまうような子だったので、勝手にどこかに出掛けていってしまうより、時間や範囲を決めて目の届く安全な所で外の世界とのふれあいを楽しんでくれたらと思います。

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散歩の利点はなんと言ってもストレス解消だと思います。

景色や匂いなど外にはたくさんの刺激があります。

しかし猫ちゃんの性格によっては散歩が好きでない子もいます。知らない場所でも物怖じしない子が散歩向きだと思います。

外に出るときは準備が必要です。

ハーネス、リードはもちろん、迷子札やノミ・ダニなど寄生虫の予防も大事です。

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安全に気を付けて愛猫とのお散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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シニア犬セミナーやりました!

こんにちは、動物看護師の久松です。

11月15日に当院で初めてとなる飼い主様向けのセミナーを開催しました。

当日はとてもたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

今回のセミナーは「気づいていますか?老化のサイン」をテーマに、老化に早く気づいてサポートしていくために、ワンちゃんが出すサインにはどのようなものがあるかをご紹介しました。

また一見、老化のサインにも似ているけれど、実は病気の可能性のあるサインについても一緒に勉強しました。

今回はシニア犬に関する概要をお伝えしましたが、次回からはそれぞれ「食事」「介護」「アンチエイジング」などの内容に分けて詳しくお話しできればと思っています。

今後、当院では飼い主様向けのセミナーをシニア犬だけでなく、いろいろな内容で開催する予定です。

詳細が決まりましたらホームページにも掲載しますのでご覧になってください。

猫の尿路結石症

こんにちは。

獣医師の勝山です。

最近は寒くなってきたせいか、私が飼っている犬や猫たちが身を寄せ合って寝ていることが多くなりました。

毎年、この時期多くなる病気は、猫の尿路結石症です。

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※うちのコたちです。左からまるさん(15歳)、くろさん(15歳)、音茶太(5歳)。

 

尿路結石症とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道の中に結石や結晶ができる病気です。

どんな症状が出るかというと、

  • トイレに頻繁に行くのに尿が少ししか出ない・もしくは尿が全く出ない
  • トイレでじっとしている
  • 尿をするとき痛がってなく
  • 血尿が出る
  • トイレ以外のところで尿をする

などなどです。

中でも、特に要注意なのは、尿が全く出ない時です。尿道に結石や結晶が詰まってしまって出なくなっていることが多いのですが、これを放置していると、腎臓に負担がかかり、食欲がなくなったり嘔吐がみられたり、命に関わる状態になってしまいます。

この病気は性別に関係なくかかりますが、オスは尿道が細長く、ペニスの辺りでさらに細くなっているので結石が詰まってしまうことが多いです。

さて、なぜこの時期に多くなるのか、というと、冬場は寒いため、あまり水分をとらなくなるからです。水分の取る量が減ると、濃い尿が長い時間膀胱に溜まることになるので、結石ができやすい状態になります。というわけで、まずこの病気の予防としてできることは、常に水を飲みやすくしてあげることです。

例えば、

  • よく猫が通る場所に数ヶ所水を置いてあげる
  • 水分の多い缶詰などをあげてみる
  • 水の器をかえてみる
  • 常に新鮮な水を用意する

などです。

水の容器に関しては、一番猫が好む器は陶器だそうです。また、蛇口から出る水を好む猫には、循環式のサーバーがいいかもしれません(私も以前使っていましたが、お掃除がこまめに必要なので挫折しました。まめな方にはオススメです)。

その他は、トイレを常に清潔に保つことも重要です。猫はきれい好きなので、汚いトイレだと尿を我慢したりします。また、肥満も原因の一つといわれているので、体重管理も気をつけたほうがいいです。

みなさんの猫ちゃんはいかがですか?もし心配な点がありましたら、まず尿検査をするといいと思いますのでお気軽にご相談ください。

トリミング(シーズー犬)

今回は、シーズー犬のパムちゃんを紹介します。

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シャンプー中のパムちゃんです。

パムちゃんはまだ仔犬さんですが、シャンプーになれてきたようです。

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パムちゃんはふわふわカットなので、足先もふわふわにカットします。

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今回はハロウィンのリボンですが、季節によって違うので、是非チェックしてみて下さい。

猫の通院ストレスを減らすためにできること

猫の通院ストレスを減らすためにできること

 

動物看護師の斉藤です。

猫のご家族のみなさんにとって、猫を病院に連れていくのは大変と思っていらっしゃるかたが多いのではないでしょうか?

猫は犬のように散歩をしたり外出したりする機会が少なく、家を離れることに大きなストレスを感じてしまいます。また、そんな猫の様子を見てご家族のかたもストレスを感じていらっしゃるかもしれません。

少しでもそんな猫の、またご家族のストレスが減るようにできることについて今回はお話ししたいと思います。

 

病院に猫を連れていくときに必要なものといえばキャリーケースです。

お店には様々な素材や形のものが売られていてどれがいいのか迷ってしまいますね。

でも、通院時にお勧めするのはこちらのタイプです。

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このキャリーケースのいい点はまず、プラスチックでできた安定した素材であるという点です。

プラスチックなので汚れても丸洗い出来て清潔に使えますし、ある程度の固さがあるので猫が安定して入っていられます。

 

また、前面の扉とケースの上部を取り外すことができるのもいい点です。

これで猫を診察時に無理やり引っ張り出さずにすみますし、上からタオルなどをかけてそのまま診察することもできます。


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キャリーケースをいつもはしまっていて通院の時だけだしてくるという方もいらっしゃると思いますが、それでは猫が“キャリーケース=病院”という嫌なものとして認識してしまいます。

できれば普段から猫が過ごす場所に置いておき、そのなかでご飯をあげたり遊んだり寝たりできるようにしておくと、良い記憶と結びついてキャリーケースが猫にとって落ち着ける場所になります。

 

最後に、“におい”というのは猫にとって安心するための大切な要素です。

いつも家で使っているタオルやブランケットをキャリーケースにいれてあげてください。

慣れた匂いがあることで安心することが出来ます。

 

今回の内容をまとめたリーフレットが当院の猫待合室に置いてありますので、ぜひご覧になってください。

猫とご家族のみなさんが少しでもストレスなく通院できますように。