呼吸器科
呼吸器科開設について
獣医師の安藤です。
寒い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この季節になると、冷気が刺激となってうちの子の咳が増えたような・・・というご相談を受けることがあります。
咳が1日10回以上ある、そこまでではないが徐々に悪化している気がする...
このような場合は呼吸器科の受診をご検討ください!
当院では去年の2月より呼吸器科が新しく開設され、毎週火曜日に診療を行っております。
担当の先生は谷口哲也先生です!
私も開設から診療に参加しており、早いもので約1年が経過しようとしています。
谷口先生はこの1年間、兵庫県から毎週来てくださり、その日のうちに帰っていく・・・
体力無限大で、各患者様に寄り添いながら診療を進めていく優しい先生です。
ちなみに一番好きなものは角ハイボールとのことです笑
呼吸器疾患の症状というと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
呼吸器は主に上気道(鼻腔、咽頭、喉頭)、中枢気道(気管など2mm以上の気道)、末梢気道(気管支など2mm以下の気道)および肺に区分されます。
症状からどの区分に病変があるのかをある程度絞り込み、その部位に応じた検査内容をご提案します。
例えば、上気道疾患が疑わしければ頭部〜頸部のX線検査やX線透視検査(X線検査の動画ver)、肺が疑わしければ胸部X線検査や肺のガス交換機能をみるための血液検査などを追加します。
診断のために麻酔検査(CT検査や内視鏡/気管支鏡検査など)を行う場合もあります。
疾患の中には病院内では症状が認められない場合もありますので、動画をとっていただけると理解しやすいです!
呼吸器疾患の可能性がある症状
・くしゃみ、逆くしゃみ
・鼻汁、鼻がなる、鼻づまり、鼻出血
・えずき
・嚥下障害
・声の変化(かすれるなど)
・息が吸いづらい
・息が荒い
・いびき
・咳
・開口呼吸
・チアノーゼ(舌が紫色)
・睡眠時に呼吸が止まっている など
よくご相談いただく症状を挙げてみました。
呼吸器疾患はわんちゃん・ねこちゃんの生活の質に直結します。
適切な診断や治療を行うことでより快適な暮らしをサポートできるよう努めます。
このような症状があり、お困りの際は一度呼吸器科へご相談ください!