スタッフブログ
ごあいさつ(愛玩動物看護師 島田美櫻)
初めまして。
4月に入社致しました、動物看護師の島田です。
家では5歳の三毛猫、もうすぐ2歳になるチワワ、8ヶ月のチワワの計3匹と生活しています。
育ち盛りのわんちゃんねこちゃんとのんびり暮らしています。
至らぬ所が多く、ご迷惑をお掛けすると思いますが、1日でも早く皆様のお力になれるよう日々精進していきます。
よろしくお願い致します。
ごあいさつ(受付 峯岸紅瑛)
はじめまして。
4月から受付として働かせていただいております、峯岸と申します。
実家では、マルチーズとシーズーのmixとセキセイインコを飼っています。
様々な気持ちを抱いている飼い主様やペットちゃんたちに寄り添い、来院時の不安や緊張を少しでも取り除くことができるよう日々学びを増やし精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
花よりだんご
こんにちは。
メディカルコンシェルジュの宮崎です。
昨年12月に入社し4ヶ月がたちます。
毎日少しでも飼い主様とワンちゃんネコちゃんのお役にたてるよう奮闘中です。
皆様お花見は行かれましたでしょうか?
桜に限らずいろいろなお花があちらこちらで咲きみどりの濃くなるこの季節は私も大好きな季節です。
私の家の近くには桜並木があり、愛犬チワワのふくと少しずつ開花してゆく桜をながめながら毎日お散歩していました。
(桜並木とふく)
ただひとつ。桜の季節とともに悲しい出来事がありました。
それは週に一度近所に焼き芋やさんのおじさんが車で売りに来ていて、たまに『ワンちゃんの分だよー』とおまけをくれたりとふくも私も毎週それはそれは楽しみにしていたのですが、桜のシーズンとともに終了されてしまったのです。。。
次の冬またおじさんに会えるのを首をながーくして待っているふくなのでした。
これからの行楽シーズンにワンちゃんと一緒にお出掛けのご予定がおありの方も多いのではと思いますが、大事なワンちゃんネコちゃんを守るためにもノミダニやフィラリア等の予防をして楽しいお出かけにして下さいね。
ごあいさつ(愛玩動物看護師 橋本栞)
はじめまして。
4月に入社いたしました、愛玩動物看護師の橋本栞です。
幼い頃より動物に囲まれて育ち、いつしか動物のために働きたいと思うようになり愛玩動物看護師というお仕事に出会いました。
私にとって愛と笑顔を届けてくれる、寄り添ってくれる動物たちは特別な存在です。
ご来院される飼い主様にとっても掛け替えのない大切な存在であること、飼い主様と過ごされる大切な時間をお守りできるよう日々看護にあたりたいと思います。
精一杯頑張ります。どうそよろしくお願いいたします。
一緒に過ごしている猫ちゃん達とワンちゃんをご紹介させてください。
キジトラと黒猫さんのサンちゃん、ムタくん。
そして実家にいるボストンテリアの文太くん、ニョタさんです。
よろしくお願いいたします。
ごあいさつ(受付 細川明依)
はじめまして。
細川明依と申します。4月から受付として働かせていただいております。
出身地は岩手県で、3月までは宮城県の大学に通っておりました。実家ではトイプードルを2匹飼っています。
この春から新たな環境でお仕事をさせていただくことにとてもワクワクしています。受付として、動物ちゃんと飼い主さまの笑顔をつなぐお手伝いができるよう、これから精一杯学ばせていただきます。
当院の一員として、皆さまのサポートができますよう精進して参りますので、これからよろしくお願いします。
秩父へ行って参りました
皆様こんにちは。
飼い主様サポート・メディカルコンシェルジュの青木でございます。
昨年10月に入社してから、早いものでそろそろ半年を迎えます。
動物病院での経験がなく、一人前にはまだまだではございますが、早く皆様のお役に立てるよう日々奮闘中でございます。
さて、そんな私ではございますが趣味は旅行と散歩でございます。
先日、近場ではございますが秩父へ行って参りましたので今回はそちらを紹介させていただきたいと思います。
まず最初にパワースポットと言われる秩父神社を拝観しました。
駅からも近くシンボルとなっている子育ての虎、三猿、北辰の梟、つなぎの龍など鮮やかで時の経つのを忘れて見入ってしまいました。
ペット用のお守りと絵馬も取り扱っていました。
近場ながらワンちゃん猫ちゃんと一緒に宿泊可能な温泉宿もあり、街並みも昔ながらの景観を残しているところが多いのでワンちゃんと一緒に散策してもリフレッシュできて楽しんでいただけるスポットかと思います。
残念ながら雪が降ってしまった為、三峯神社には行けなかったのですが、また改めて訪れたいと思いました。
そろそろゴールデンウィーク!皆様のご参考にしていただけたら幸いでございます。
私の趣味ではございますが、皆さまの大事な家族と一緒に楽しんでいただけるような場所をご提案できるよう、今までとは違う視点で色々なところを訪れたてみたいと思っております。
ダンスイベントに参加してきました
こんにちは。動物看護師の宮澤です。
もうすぐ4月。
早いもので入社して1年が経とうとしています。
できることが増え、たくさんのことを任せて頂けるようになりましたが、まだまだ勉強が必要な部分が沢山あるなと感じております。
来院されるわんちゃん、猫ちゃん、飼い主様に安心して頼って頂けるように精一杯努力していきます。
さて、先日大学のサークルのダンスイベントに参加してきました。
仕事おわりや、休みの日にスタジオや大学に行き練習をしてきました。
短い練習時間ではありましたが、どの作品も思い出深いものになりました。
とても忙しい1ヶ月でしたが、大好きなダンスができてとてもリフレッシュになりました。
新年度が近づくにつれ忙しくなると思いますが、皆様もリフレッシュしながら毎日をお過ごしください。
暖かくなってきましたが、まだまだ寒暖差が激しい日々が続きます。
皆様体調に気をつけてお過ごしください。
抗がん剤について
こんにちは。腫瘍科 獣医師の小林です。
今回は腫瘍の治療で使用する抗がん剤についてお話したいと思います。
抗がん剤というと、ドラマや映画などで見かけるようなとても過酷な治療というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かにほとんどの抗がん剤は副作用を伴うお薬なので、投与することで体調を崩してしまうリスクがあります。
しかし、動物での抗がん剤治療では人での抗がん剤治療ほど重篤な副作用が起こることは少ないです。
なぜなら、人の医療ほど副作用に対応できる設備が整っていないため、高用量での抗がん剤治療ができないからです。
例えば、人の抗がん剤治療で使用されている『無菌室』や『骨髄移植』などは獣医療においてはまだまだ整備されていません。
そのため、獣医療においては人医療よりもマイルドな抗がん剤治療しかできないのが現状であり限界でもあります。
ところで、なぜ抗がん剤治療を行うと副作用が起こるのかを考えていきたいと思います。
まず前提として、抗生物質や下痢止めなど、どんなお薬でも副作用が起こる可能性があります。
ただ、治療効果を期待できる薬用量(治療域)と、副作用が起こる薬用量(中毒域)の差幅が広いため副作用が問題になりにくいだけなのです。
一方で抗がん剤はその差幅が狭いため、副作用が起こりやすいということです。
イメージの参考にグラフにしてみました。左が一般的なお薬のグラフで、右が抗がん剤のグラフになります。
オレンジ色の領域にあれば副作用もなく安全に使用できますが、緑の領域に入ってしまうと副作用が生じてしまうというグラフです。
抗がん剤はオレンジの幅が狭いのでそこを狙うのが大変になります。
しかし、我々獣医師は重度な副作用を起こさないために、個々の患者さんの体調や検査結果をもとに治療を行うタイミングや投与する薬剤の量を検討し決めています。
また、発生する可能性が高い副作用に対しては予防的にお薬をご準備させていただくこともあります。
ご家族の一員である動物達ががんを患ってしまい飼い主様は不安でいっぱいだと思います。
ましてや馴染みのない薬剤を使用する抗がん剤治療においてはその不安も一入だと思います。
そんな不安を少しでも解消して一緒に治療させていただきたいと思っています。なので、どんなに些細なことでも心配なことがあればご相談ください。
最後に我が家の新しい家族(湊くん)をご紹介して終わりたいと思います。
元々は保護犬でしたが、だいぶ家にも慣れてくれてマイペースに元気に過ごしてくれています。
ちなみに、湊くんはチワワなのですが、携帯で写真検索するとポメラニアンと認識されてしまうのはここだけのお話です(笑)
獣医師 小林
新しい仕事
こんにちは、獣医療クラークの佐々木です。
病院に勤めて約10年になりますが、最初は看護師として働き、昨年からクラークとして働き始めました。
動物病院ではあまり馴染みのない仕事ですが、仕事の内容的には人の病院で言う「医療クラーク」の動物版でしょうか。
動物病院のクラークなので「獣医療クラーク」と言うようです。
人の病院での「医療クラーク」とは、医師の負担を軽減させるために医師に代わり事務的作業を行うスタッフの事だそうです。
スタートして1年、まだまだ手探りなところもありますが、獣医師の方々の負担が少しでも軽減されるように頑張りたいと思っています。
雪かき
経理の藤本です。
暖冬とはいえ、まだ寒い日が続きますね。
先日の大雪の日、(雪国からしたらほんの少しでしたけれど)首都圏は高速道路や国道も計画通行止めをして混乱しました。
あの日に通院された方々、大変な日に来院くださいましてご足労をおかけしました。
夕方から大雪警報になり、深夜まで降り続いた雪でしたので翌朝が心配でしたが、夜中に雨になりそれほど冷えなかったこともあり、凍結しなかったのが幸いでした。
病院の駐車場はとても広いのですが、わんちゃんが歩くため融雪剤を撒くことができません。
融雪剤が足についてしまうと足裏の皮膚が炎症を起こしたり、食べてしまうと嘔吐や下痢をしてしまいます。
ですので、広い駐車場をスタッフがスコップで雪かきをすることになります。
今回も朝早くからスタッフが雪かきをして、開院時間には駐車場の入り口から数台が停められるまでに雪を退けることができました。
今後も雪の日の来院時に雪かきが間に合わずにご不便をおかけすることもあるかと思いますが、融雪剤を撒くことができないためご理解いただけますと幸いです。
また、雪の日のお散歩が好きなわんちゃんもいると思いますが、道路に撒かれた融雪剤は白くてわかりづらいこともありますので気をつけてあげてくださいね。
お家に帰ったら足をしっかり洗ってあげると安心です。
私は使用前後がわかりやすく綺麗になる光景が好きで、青森に2年住んでいたこともあり雪かきが好きです。
でも寒いのはとても苦手です。
暖かい日差しの中で犬たちとお散歩する日が待ち遠しいです。
野生のシカ
こんにちは、動物看護師の磯村です。
先日、遠くにお出かけしてきました。
出かけた先に野生のシカがたくさんいました。
自分から人に近づいていくシカもいれば、写真のように座って眠そうにしているシカもいました。
ちょうど夕日が差してシカも気持ちよかったのかもしれません。
そんな姿が癒しでした!
野生の動物たちと触れ合う時間も楽しくていいですね。
お家のわんちゃんと一緒にお出かけするのもおすすめです!
まだまだ寒い日が続きますが、体調には気をつけてこの冬を乗り越えましょう。
病理診断科に見学にいらっしゃいませんか?
こんにちは。病理診断科の平林です。
立春を迎えましたが、まだまだ朝晩は寒く、先日は雪がたくさん降りましたね。
雪が降ると大変なことも多いのですが、長野県出身の私としては、馴染みのある雪に少し嬉しい気持ちでした。
さて、病理診断科は開設してからもうすぐ4年目を迎えます。
この3年間、診断する機会をたくさん頂き、病理診断をもって患者さんの診療に携わらせていただけたことを、とても嬉しく思っております。
私は、獣医師としての始まりが臨床獣医師だったこともあり、動物や診療現場に近いところで病理診断ができる、この病理診断科をとても気に入っています。
病理診断科は動物病院とは別の棟にあるのですが、患者さんの様子を見たり、検査・手術に立ち会ったり、臨床獣医師とディスカッションをしたりと、動物病院と病理棟を行き来して過ごしています。
こうすることで、病理検査依頼をいただいた患者さんの病状の理解が深まり、診断精度の向上に結びついていると思います。
そして、院内検査により病理診断を早く出せることで、患者さんが速やかに治療を受けられることに、大きなやり甲斐を感じています。
病理検査の内容としては、実施できる免疫染色や特殊染色の種類を徐々に増やして、少しずつ充実させることができました。
検査を積み重ねながら、珍しかった検体や、複数の検体から見出されたことについて、学会や研究会で発表し、診断医の方々と共有させていただけたこともよかったです。
最近、嬉しいことに当院病理診断科に興味を持つ大学院生や大学生の方々が見学にいらしてくださっています。
施設としての規模はまだまだ小さいですが、今後、病理診断科は診断医、病理検査技師を増員し、体制を強化していきたいと考えています。病理診断科にご興味のある方は、ぜひ見学にいらしてください。
↓先日の雪で、雪だるまを作りました。子供は初めて見る雪だるまに興味を持ち、そっと触れてみていました。
埼玉動物医療センターの仕事(バックオフィス)
はじめまして、総務人事担当の中里です。
先日の雪はたいへんでしたね。皆様はいかがでしたか。
わたくしは雪の降った夜は家の周囲の雪かき、翌日は病院駐車場の雪かきと普段使わない筋肉を使い、なぜか太もも周辺だけが筋肉痛でした。
病院駐車場出入口(日陰箇所)の雪はまだ残っていますが、5日経った昨日になり自宅前の雪が消滅し、同時にわたしの筋肉痛も消えたようです。(年のせいか、なかなか消えませんでした!)
さて、今回は手前味噌な話ですが、わたくし達の仕事を紹介させていただきます。
普段、病院で皆様と接している受付、飼い主様サポート、獣医師、動物看護師のほかにも当院には様々なスタッフが勤務しております。
これまで、いくつかの仕事紹介がございましたが、事務部門の話が少なかったので、つらつらと書かせていただきます。
最近、なにやら事務部門、管理部門のことを「バックオフィス」と呼ぶことが流行っています。
病院を訪れた皆様と接する受付、飼い主様サポートを「フロントオフィス」と呼んで、皆様と接するか、接しないかで分けるそうです。
カタカナ表記に変ったことで、地味な印象から少し脱却できたと感じているのはわたしだけでしょうか。
そのようなバックオフィスですが、当院では経理2名、総務人事4名(うち2名は兼務)、施設管理3名(過去にお仕事紹介のブログを載せているので、併せて見てください)が担当しています。
多くのスタッフを抱えるため、他社での経理、総務、人事経験者が集まって、病院活動をうまく進めるための縁の下の力持ちの役割を果たしています(たぶんですが・・・)。
バックオフィスの役割は、企業活動の根幹である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」という経営資源を管理することとされております。
まだまだ管理すると表現するには成長途中ですが、わたくし達の成長がゆくゆくは病院を訪れる皆様に良い結果をもたらせるように、日々、務めております。
皆様の目に触れることがない仕事が大半ですが、わたくし達バックオフィスの者も、スタッフの一員としてご愛顧賜れば幸いです。
血液ガス分析について
こんにちは、獣医師の石川恭平です。
雪も積もって寒さが厳しくなってきましたね。
一緒に過ごしているおうちの子も急な気温の変化でご飯をたべる量が減ったり、体調が気になったりすることもあるかもしれません。
今回は当院で行っている血液ガス分析についてお話ししたいと思います。
血液ガス分析とは、血液の中の気体(酸素や二酸化炭素)やミネラルの一部を調べる検査です。当院では血液検査をするときに一緒に測定することがあります。
主に評価する内容は
- 酸素が十分に取り込めているか(酸素化)
- 二酸化炭素がたまっていないか(換気)
- 代謝ができているか(代謝)
- 身体のバランがとれているか(酸塩基平衡)
一般的な検査(血液検査や画像検査など)と一緒に測定することで、身体で起こっている異常を詳しく知ることができます。
たとえば、肺炎の患者さんでは呼吸がうまく出来なくなってしまうことで血液中の酸素が少なくなったり(低酸素症)、二酸化炭素が多くなってしまったり(低換気)することで身体のバランスがくずれてしまうことがあります。
(より詳細な評価には動脈からの採血が望ましいですが、負担をかけないよう静脈から採血することもあります)
他にも、腎臓の病気や下痢や吐き気など(代謝)でも身体のバランスがくずれてしまいます。
このような検査の特徴があるため、症状や検査結果を基に身体のバランスがくずれている原因を慎重に判断していきます。
ですので、患者さんの症状も大切な情報になります。
どんな小さなことでも獣医師に伝えていただけますと非常に助かります。
夏のお散歩について
こんにちは。ケアスタッフの澁谷です。
まだまだ寒いですが、今回は夏のお散歩についてお話しさせて頂こうと思います。
夏は気温が朝から高いため、なるべく早い時間がおすすめです。
5時〜6時代だとそこまで気温も上がっておらず、日差しも強くないため7時までには行った方がワンちゃんに優しいです。
日差しが強い時間帯にお散歩をしてしまうと、コンクリートの上などはとても熱くなっていてワンちゃんの肉球が火傷してしまう危険性があります。
その他に、熱中症の危険性も上がってしまうので、日差しの強い時間帯のお散歩は控えましょう。
また、お散歩中にはこまめにお水をあげてください。
こちらも熱中症対策になります。
夕方も、日が沈んできてからのお散歩をおすすめします。
朝早くのお散歩が難しい場合は、夕方〜夜のお散歩を長めにしてあげてください。
その他にも、ワンちゃんがお散歩を嫌がってしまうなど、お散歩についての悩みで相談したい時、ぜひ声をおかけください。
どうやったらワンちゃんと楽しくお散歩できるか一緒に考えて工夫していきましょう!
おしっこの取り方について
こんにちは!動物看護師の小西です。
入間市もだいぶ冷え込みますね…。
私は富山県出身(一応雪国)で冬生まれなのに寒さが苦手でこの季節はとても憂鬱です。
うちにいる猫さんも日中でもこたつの中からあまり出てきません。
こたつの中で人間よりくつろいでいる姿を見られるのは唯一冬のいいところかもしれませんね。
突然ですが、検査で使うから今度おしっこを持ってきてとこの容器を渡され、わかりましたといって受け取ったもののこれにどうやっておしっこを入れたらいいんだ?と思ったことはありませんか?
私がまだ小学生のころ飼っていた猫さんが腎臓病になってしまった時に同じようなことを言われ困ったことがあります。
そのため、今回はおしっこの取り方についてお話してみたいと思います。
まずはワンちゃんです。
ペットシーツでおしっこをしてくれる子はいつも使っているペットシーツの吸水してくれる面ではなく裏のツルツルした面を上にしてあげるとおしっこが吸水されず簡単にとることができます。
ただ、おしっこの後すぐにワンちゃんが動いてしまうと足が汚れてしまうのでそこだけ注意が必要です。
次はお外でおしっこをする子の場合や、ペットシーツを裏返すと警戒してしてくれなくなる子の場合です。
この写真はぬいぐるみですが、しゃがんでおしっこをする子はおうちで使っていないタッパーなどを足の間に入れることで取る事ができます。
足を上げておしっこをする子は写真のようにおしっこが当たるところにタッパーを置いてあげると取る事ができます。
ただこの二つの方法は、おしっこが跳ねて自分やワンちゃんについてしまう恐れがあるため、タッパーとワンちゃんの体との距離感が重要になってきます。当たり前かもしれませんが手袋をすると手は汚れません!
次は猫ちゃんです。
システムトイレを使っている猫ちゃんも割と簡単に尿を取る事ができます。
これは院内猫のうづらさんとししゃもさんのトイレですが、システムトイレはこのように砂の層とシーツの層で別れていると思います。
そのため、ワンちゃんと同じようにペットシーツのツルツルの面を上にすることで簡単におしっこを取る事ができます。
見にくいですが赤丸の方がシーツをひっくり返したものです。
ここに溜まったおしっこ集めるだけで簡単におしっこを取る事ができます。
最後に固まるトイレ砂でトイレをする子です。
猫ちゃんは特にトイレ中に警戒する子が多いため少し大変ですが、ワンちゃんの時のように足の間に容器を入れることで取る事ができます。
ただ、ワンちゃんのようにタッパーだと少し大きくて取りにくいため、足の間におたまを入れると丁度よく取る事ができます。
うちの猫さんがトイレ中の写真を撮らせてくれなかったため私の残念なイラストになりますがこのようなイメージですね。
おうちの子によって色んなトイレの仕方やこだわりがあると思うので、その子に合わせたおしっこの取り方を探してみてください!
もしこういう時はどうやって取ろう?イメージ画像がいまいちピンと来ないということがありましたらお気軽にお声掛けくだされば一緒に練習させていただきます!
今の季節特に猫ちゃんのおしっこに関わる病気が多くなります。
おしっこの取り方もそうですが、普段の『おしっこの頻度』『量』『トイレに入っている時間』『飲む水の量』などを把握しておくことでより早くおうちの子の異常に気づいてあげられます。
おうちの方が一番の主治医とよくいいます。
私もそうですが、 うちの子専門ドクターを目指してより良く一緒にいられるようになりたいですね。
ノルウェージャン•フォレストキャットのめんまについて
獣医師の安藤です。
お正月を迎え、もうすぐ2月という時の流れの早さに驚いています。
今日は私の飼い猫、ノルウェージャン•フォレストキャットのめんまについてお話しようと思います。
家に迎えてから早7年。初対面にも関わらず、私の膝の上で熟睡していた子猫時代。
成長した今でも相変わらずマイペースで、たまにかまってくれる家族の癒しの存在です。
現在は離れて暮らしているのですが、時々帰って全身を触るようにしています。
去年の11月、いつも通り撫でまわしていたところ、右側の第二乳腺付近に7mmほどの硬いしこりを発見しました。
猫の乳腺腫瘍は悪性腫瘍(乳腺癌)である確率が8〜9割、発見した段階で転移していることも多い疾患です。
全身検査を行ったところ、幸いにも明らかな転移所見はなく、後日右側乳腺全摘出手術を実施しました。
猫の乳腺腫瘍の積極的な手術方法は、犬の場合と少し違います。
しこりだけをとるのではなく、腕の付け根のリンパ節から、後肢の方のリンパ節まで入るように乳腺を全て摘出する術式が基本となります。悪性度が高く、しこり自体が小さくてもリンパ節へ転移する可能性があるためです。
傷もその分広範囲になるため、飼い主としては抵抗感がありますが、今できる限りの治療をと、私はこの手術方法を選択しました。
抜糸まで無事に終了し、現在は以前と変わらない生活を送ってくれています。
性格にも依存しますが、猫さんはしっかり触られるのを嫌がったり、長毛種では特に被毛によってできものの発見が遅れてしまうことが多々あります。
乳腺腫瘍の場合は、発見したときの腫瘍の大きさや転移の有無が余命に深く関与しますので、日々のスキンシップを大切にしていただければと思います。
また、早期の避妊手術も予防には効果的です。
(写真1:猫の乳腺腫瘍の大きさと生存中央値について)
ご家族のわんちゃん、ねこちゃんに病気の診断がなされた時、今後の治療方針などについて悩んでしまうことがあると思います。その際に前へ進めるようお手伝いできればと思いますので、ご相談ください。
(写真2:術後、階段を登れるまで回復し嬉しそうなめんま)
クッシング症候群について
こんにちは、獣医師の盧です。
今回はクッシング症候群についてお話ししたいと思います。
クッシング症候群はまた副腎皮質機能亢進症ともいいます。
副腎は腎臓の上にある一対の臓器で、生命を維持するのに不可欠なホルモンを分泌しています。
ホルモンの分泌をうまく制御できなくなることによって、さまざまな症状が現れます。
主に見られる症状には、多飲多尿や多食、腹囲膨満(お腹が張ってきて太鼓腹のような外貌になること)、皮膚のトラブルが挙げられます。
診断に必要な検査は血液検査、超音波検査、尿検査などがありますが、これらは副腎皮質機能亢進症と類似の疾患とを鑑別するために必要です。
最終的に副腎の機能が亢進しているぞーということを証明するためにはACTH刺激試験や低濃度デキサメタゾン抑制試験といったホルモンの検査が必要です。
ホルモンの検査で明らかに値が高い場合は副腎皮質機能亢進症と診断できます。
もちろん、中にはホルモン検査の値が微妙に高いけど診断基準には至っていない子たちもいます。
その場合は症状、血液検査や超音波検査、尿検査などの検査結果を併せて副腎皮質機能亢進症と診断する場合もあります。
治療は副腎ホルモンの分泌を抑える薬の投与になりますが、冒頭でも言ったように副腎が出しているホルモンは生命維持に極めて大事なものです。したがって、分泌を抑えすぎるのも良くなく、適正な用量に調整することが重要です。
うまく治療していくためには、ご家族様にご協力していただくことが必要不可欠です。
愛犬や愛猫のことで少しでも気になるところがあれば、いつでもご相談ください。
犬の膿皮症について
こんにちは。獣医師の藤森です。
今回は犬の膿皮症についてお話しします。
「膿皮症」みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
膿皮症は皮膚の感染症です。
症状として皮膚炎、痒みなどが見られます。
検査は症状のある部分にテープやスライドガラスを貼り付けて顕微鏡で見ます。
膿皮症になると、皮膚にこのような赤いブツブツができたり
毛がボソボソとカサブタと共に抜けることがあります。
このように炎症細胞とその中に細かい粒々が見えます。
この粒々が膿皮症の原因となる細菌たちです。
膿皮症は痒みの原因となり放っておくと皮膚が真っ赤になったりゴワゴワになってしまいます
膿皮症の治療はシャンプーなどの外用剤や抗生剤で行われます。
しかし、アレルギー性皮膚炎やホルモン疾患などの基礎疾患がある子では再発を繰り返すことが多いです。
皮膚にブツブツができていたり痒そうにしている場合は相談してみましょう。
待合室のご紹介
こんにちは、受付の神宮です。
病院が入間市狭山台に移転して、来年4月で9年になります。
今更とは思いますが初めてご来院される方も毎日多くいらっしゃいますので今回は待合室の紹介をさせていただきます。
まず正面入口を入るとご案内と受付カウンターがあります。
ご来院の際にはご案内、または受付カウンター内のスタッフにお声掛けください。
こちらが待合室です。
猫ちゃん専用の待合室もあります。
奥にもお席があり、診察室は8診まであります。
8診の手前は入院をされている患者様用の面会室になっています。
お手洗いは入口を入って右側にあります。
リードフックやキャリーを置くスペースがあり、動物ちゃんと一緒に入れます。
小さめですがドッグランもあり、わんちゃん達の診察の待ち時間や移動の気分転換にご利用ください。
混雑時は待合室がいっぱいになる事がございます。
お車でお待ちになられる場合は、診察の順番が来たら携帯電話にご連絡を差し上げる事も出来ますので受付スタッフにお声掛けください。
ご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。