スタッフブログ
学会に参加してきました
こんにちは、獣医師の徳山です。
2月に日本獣医内科学アカデミーという動物医療の学会に参加してきました。
学会では日々の診療のための講義を聞いたりするとともに、今回は私が日々の診療で経験した猫ちゃんの珍しい病気について発表もしてきました。
多くの獣医師の前での発表だったのでとても緊張しましたが、発表した病気を多くの方に知ってもらう機会となり、たくさんの良いアドバイスも頂けて、無事に終えることができました。
われわれの仕事は目の前のワンちゃんネコちゃんの診療に力を尽くすことで、それが最も大切です。
そして、そうした中で自分が経験したことを、今回のように発表することで全国の先生方と共有することもできます。
自分の目の前の動物のために行ったことが、巡り巡って遠くにいるワンちゃんやネコちゃんの診療に役立ててもらえるなら本当に嬉しいなと感じました。
私もこの学会で得た情報や経験をみなさまのワンちゃんネコちゃんにも還元して行きますので、今後とも宜しくお願い致します。
新スタッフのご紹介(動物看護師 柳瀬)
初めまして。
4月に入社しました看護師の柳瀬です。
大学ではリハビリテーション研究室に所属し、神経・整形疾患のわんちゃんのリハビリテーションに力を入れていました。
まだまだ未熟ですが、動物看護師として日々沢山の事を学び、経験を積んで飼い主様に頼って頂けるよう頑張りますのでよろしくお願い致します。
新スタッフのご紹介(獣医師 吉川)
初めまして。4月に入社しました獣医師の吉川と申します。
3月までは大学病院で研修医として働いていました。
新たな場所での勤務となり、緊張や不安な気持ちでいっぱいですが、楽しみながら日々頑張りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
新スタッフのご紹介(獣医師 佐藤)
こんにちは。
4月から埼玉動物医療センターで働く事になりました、新人獣医師の佐藤友紀です。
夢だった獣医師になることができ、嬉しく感じると共に動物の命を守る立場に立つことに責任を強く感じています。
小さい頃から猫ちゃんやわんちゃんが身近にいる生活を送って来ました。
楽しい時も辛い時も一緒にいてくれて、どの子も動物にしかもたらせない、たくさんの幸せを運んでくれました。
大好きな動物達が、少しでも安心できるよう、そして元気になれるよう日々勉強を重ね、最善の医療を提供出来るよう精進してまいります。
現在は、お家に男の子のゴールデンレトリバーを飼っています。
5歳になりますが、まだまだ子供みたいな子で落ち着かず、大変ですが、とても人懐っこい性格で可愛いです。
わんちゃんも大好きですが、たまらなく猫ちゃんも大好きで一昨年亡くなってからしばらくお家に猫ちゃんがおらず、寂しいです。
今は密かに、、、4代目の猫ちゃんを家族に迎えようと計画中です♩
精一杯がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。
新スタッフのご紹介(獣医師 渡邊)
初めまして。
4月から当院で勤務する獣医師の渡邊陸と申します。
生まれも埼玉、育ちも埼玉、職場も埼玉、埼玉愛は誰にも負けません!
趣味は運動(ロードバイクやフットサル)です。
実家ではネコを飼っていますが、普段の生活を通してネコのストレスに対する感受性の高さを身に染みて感じています。
いかにストレスを与えずに診察するか、普段の生活をストレスなしに生活してもらうためにはどんな注意が必要か、自分でも勉強しつつ、飼い主の皆様に還元していければと思います。
ネコに対する思い入れが強い文章になってしまいましたが、もちろんイヌも大好きです!!
これからよろしくお願いいたします。
新スタッフのご紹介(獣医師 真木)
初めまして、4月に入社しました獣医師の真木です。
出身は愛媛ですが、就職を機に初めて埼玉で暮らすことになりました。
実家では太郎という名前の13歳の黒柴を飼っています。
まだまだ分からないことも多々ありますが、良き獣医師となれるよう日々精進していきますのでよろしくお願い致します。
新スタッフのご紹介(獣医師 中嶋)
初めまして。
この春から獣医師として当院で勤務しています。
獣医師の中嶋恒介です。
青森県にある北里大学の獣医学部をこの春に卒業しました。
青森県は4月になっても雪が積もる地域でしたが、埼玉県の4月は驚くほど暖かく、春を先取りした気分になりました。
実家では今年17歳になるmixのワンちゃんと生活していましたが、一人暮らしではワンちゃんが居ないので少し寂しいです。
沢山のワンちゃん、猫ちゃんのお役に立てるよう勉強に励んで参りますのでどうぞよろしくお願いします。
中嶋恒介
新スタッフのご紹介(獣医師 阪口)
初めまして、今年4月から当院で勤務しております獣医師の阪口です。
現在私の飼っている動物は齧歯類のデグーで、名前はピノです。
デグーはとても頭が良くて、お手、おまわり、ジャンプ、手に乗る、ハウスなど様々な芸を覚えてくれます。
また、すごく表情豊かで毎日癒されています。
様々な動物がいるので学ぶ事が尽きない毎日ですが、信頼して頂けるよう日々精進して参りますので宜しくお願い致します。
フィラリア予防
こんにちは、獣医師の宮本です。
気候が少しずつ暖かくなり、フィラリア予防を考える季節になってきましたので、今回は犬のフィラリア予防について、いくつか注意点をお話ししたいと思います。
1 薬を飲み始める前に血液検査を行います
その年の予防シーズンが来たら、予防薬を始める前にフィラリアにかかっていないかを検査します。
「前の年に飲み忘れて余った薬があったので、飲ませ始めた」といった話を聞きくことがありますが、その前に一度ご相談ください。もしもフィラリア症に感染している状態で薬を飲み始めると、良くない反応が起こることがあります。
予防を始める前には検査をすることをおすすめします。
2 前年に予防薬を忘れた月がある場合は教えて下さい
前年に予防薬の飲み忘れがあると、予防が十分にできていない可能性があります。
そうした場合には検査の内容を変えることがありますので、検査の前に教えてください。
3 毎月決まった日に飲ませましょう
フィラリア予防薬は、実は体にフィラリアが入ってくるのを防いでいるわけではありません。
体に入ってしまったフィラリアが育つ前に体から追い出している、そういう薬です。
毎月1回お薬を飲んで体に入ったフィラリアを追い出してリセットしているイメージです。
そのため飲み忘れたり、飲ませるのが大幅に遅れたりするとフィラリアが育って追い出せなくなってしまい、フィラリア症になってしまうことがあります。
お薬を飲ませる日が毎月同じ日にしておくとわかりやすいです。
毎月1日などは覚えやすいですし、カレンダーに印をつけておくのもよいかもしれません。
せっかくのお薬ですので効果を最大限にするために忘れずに飲ませましょう。
4 食事のアレルギーがあるときは教えてください
フィラリアの予防薬は、当院では主に飲み薬を扱っています。
飲み薬には錠剤やおやつタイプのものなどがあります。
おやつタイプはビーフやチキンなどの成分が含まれているもがあります。
こうした食べ物にアレルギーがある場合には反応してしまうこともありますので、アレルギーがある場合には薬のタイプについてご相談ください。
5 薬を飲ませてしまったに後に吐いてしまったら
薬を飲んですぐに吐いてしまうと、薬の成分も出てしまっている可能性があります。
飲んでから吐いてしまうまでの時間にもよりますが、予防効果ない場合もあるので、もし吐いてしまった場合はご連絡をください。
薬のタイプによっては体に合わずに吐いてしまうこともあるので、そうした場合にはタイプの変更についてご相談しましょう。
フィラリア感染症はもしも感染すると重い症状を起こし、時には命を脅かす病気です。
ですが、フィラリア感染症は昔に比べると、とても少なくなりました。
それは良い予防薬が開発され、多くのわんちゃんが予防をするようになったからです。
正しい予防で確実に防げる病気ですので、今年もしっかり予防をしましょう!
わんちゃん、ねこちゃんの採尿、採便方法
獣医師の上嶋です。
便検査や尿検査を実施する必要がある場合、ご家族の方に、採便、採尿をお願いすることがありますが、皆さんはどうやって動物の便や尿を取っていますか?
意外と難しいなと感じられている方も多いのではないでしょうか。
今回は、便や尿の取り方についてお話ししたいと思います。
<便の取り方>
トイレットペーパーや猫砂に付着してしまっていると、下痢の場合などには便が吸収されてしまい、うまく検査が出来ないことがあります。
ビニール袋やプラスチック容器に入れて持参していただけると検査がしやすいです。
なるべくゴミが混ざらないよう、注意してください。
可能であれば、排便の体勢をとったら、ちらしなどのツルツルした素材のもので便を直接キャッチして下さい。
<尿の取り方>
1.犬の場合
お散歩で尿をする子の場合には、おしっこの態勢を取ったら、清潔な器をそっと差し出して尿をキャッチしてください。
家のトイレで尿をする子の場合は、ペットシーツをひっくり返して設置しておくと、尿が吸収されないので、そこに溜まった尿を回収してください。
2.猫の場合
引き出し式のトイレを使用されている場合には、引き出し部分のシートを外しておき、そこに溜まった尿を回収してください。その際、尿を吸収しないタイプの猫砂を使用してください。
引き出し式のトイレでない場合には、水切りかごなどを利用してみてもいいかもしれません。
便、尿共に、正確な検査結果を得るには、なるべく新鮮なものが望ましいです。
検尿、検便用の容器が必要な場合には、スタッフにお声がけいただければ、無料で容器をお渡し致します。
また、どうしてもご自宅での採尿が困難な場合には、病院で、膀胱穿刺(エコーガイド下で膀胱に直接細い針を刺して採尿)やカテーテルによる採尿を行うことも出来ますので、ご相談ください。
我が家の住人
こんにちは、看護師の佐々木です。
我が家には、ウサギもいます。
犬達がまだ生きていた頃は、お互いつかず離れずで部屋の中で上手く生活をしていました。
(ウサギには珍しく、コードを齧るなどのイタズラをしないので部屋に離していても大丈夫な子なので)
自分で近寄って行ったのに、突然ビックリして走り出したり、
犬にご飯をあげると自分も食べるとアピールしてきて一緒にご飯食べたり、犬達のそばで寝転がったり。
我が家に来て、もう7年。
片手におさまるくらいの子供だったのに、もうおじいちゃんです。
時々体調を崩したり、今まで食べていたものを残したり、食べるスピードが落ちたりし始めてきました。
うさぎの寿命は、8年くらいと言われていますが、まだまだ元気でいて欲しいと願っています。
検査時の注意点について
こんにちは。
獣医師の勝山です。
なんだかあっという間に暖かくなって、春を実感できるようになってきました。
暖かい日は絶好のお散歩日和ですね。
我が家の犬猫達はいつも一緒にお散歩します。
猫はスリングに入れてですけど、なかなかの気分転換になるようで楽しそうにしています。
お散歩中。下から撮ったのでだいぶブチャイクです笑
今回は、検査時の注意点について少しだけふれたいと思います。
基本的に、一部の血液検査、お腹の超音波の検査、CT検査などの麻酔が必要な検査は絶食が必要です。
事前にこれらの検査を行うことが決まっている場合はこちらからごはんをぬいて来ていただくようお願いをしていますが、たまにごはんを食べてきてしまって検査が難しくなってしまうことがあります。
血液検査では異常な数値が出てしまうことがありますし、お腹の超音波の検査では胃腸の状態がうまく把握できなかったり、胃にごはんが入っていることにより近くの臓器(肝臓など)が全部観察できなかったりします。
麻酔が必要な検査では、麻酔時に食べたものを吐いてしまうことがあるので、吐いたものが肺に入って誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうことがあります。
ですので、検査を行う予定があったり(特にお腹の検査)、もしかしたら検査が必要になるかも…と思ったときはごはんを抜いてきていただくとありがたいです。
理想的には最後のごはんを食べてから8時間くらいたっていれば十分かと思います。
ちなみに、お水はのんでも大丈夫です。
もちろん、絶食が必要ない検査もありますので、わからない場合はお問い合わせください。
猫ちゃんのごはんについて
こんにちは、看護師の佐藤 諒です。
今回は猫ちゃんのごはんについて紹介したいと思います。
猫ちゃんの食事の特徴についてお話しします。
まず、猫ちゃんは基本的に、お肉を食べて生活してきた動物です。
お肉から栄養をとり体を作っているため、たんぱく質や脂肪が重要なエネルギーになります。
お家で暮らす猫ちゃんも、そうした栄養素のバランスに合わせたごはんが必要です。
猫ちゃんのごはんで市販されているものには、総合栄養食とそれ以外のものがあります。
総合栄養食には写真のようなものがあり、パッケージに「総合栄養食」と明記されています。
総合栄養食以外には「間食」、「副食」「おやつ」「一般食」などがあり、こうした様々な商品があります。
総合栄養食は、主食として与えることを目的に作られたものです。
必要な量と水分を一緒に与えることで1日に必要な栄養素を十分に摂取することができます。
総合栄養食以外の「間食」「副食」「おやつ」「一般食」は嗜好品として与えることが前提のため、主食にあたる「総合栄養食」と一緒に与えるのが良いと思います。
血液検査について
こんにちは、看護師の斉藤です。
今回は血液検査についてお話しします。
よく行われる血液検査に一般血液検査というものがあります。
わんちゃん、ねこちゃんから少し血液をもらって、自動血球計測器に通します。
この機械は自動で赤血球や白血球、血小板などの数を測定してくれます。
次に血液塗抹を作製し、染色して顕微鏡で観察します。
この際、白血球を種類ごとに数えて比率を出したり、人の目できちんと血球の状態を見て、異常がないか確認します。
機械と塗抹のデータを総合して一般血液検査の結果とし、診断の材料としています。
結果を記入した報告書をお渡ししているので、気にしてみて下さい。
ステキな光景
わんちゃんねこちゃんの鼻血
冬将軍も去り、少しは過ごしやすくなってきましたね。
一難さってまた一難。
今度は花粉が飛んでいて鼻が詰まる毎日を送っている獣医師の皆川です。
今回の話題は鼻症状つながりで、わんちゃんねこちゃんの鼻血についておはなししようと思います。
ヒトの鼻血では多くの場合、鼻入口の粘膜が薄いうえに血管が豊富な部分があり、そこが傷ついて出血することが知られています。
授業中に鼻血をだす同級生を何人見てきたことやら…病気のひとのみならず健康なひとでも鼻血が起きているのはみなさんもご存知のこととおもいます。
さて、ここで質問です。
Question:ワンちゃんネコちゃんも同じように薄くて出血しているのでしょうか?
答えは“No”
人の場合と異なり、自然出血ではなく病気が原因で出血している場合が多いそうです。
出血の原因はさまざまで
・鼻の中にできものがある
・傷つけてしまった
・歯の根元に炎症があり鼻にも波及している
・血が止まりにくい
・血圧が高い
…などなど
ヒトの鼻血をみて病気かな!?って考える方は少ないと思います。
だからこそ
“わんちゃんねこちゃんの鼻血は病気が隠れているかもしれない!!”
って思っていただけると幸いです。
もし気になることがありましたらスタッフ、獣医師にご相談くださいね。よろしくお願いいたします。
毎日のふれあい
こんにちは。受付の橋本です。
昨年末、我が家の愛犬おこわが片目だけ眼をシバシバさせ、涙がたくさんでていたので、年末年始でバタバタする前に…と思い病院を受診しました。
眼の検査をしてもらったところ、眼球に傷があり、左右の涙の量に差があることがわかりました。
そこで目薬を処方してもらい、今では傷も治り、いつも通りに過ごしています。
毎日の愛犬とのふれあいから、いつもとの違いに気がつくことができたので、日々の観察も大切だと思いました。
何か異変があれば気付けるように、ふれあい健康チェックを続けていきたいです。
ご飯のあげかた
こんにちは。看護師の森谷です
花粉が飛び始めて花粉症の方は辛いと思います。私も花粉症でマスクが手放せません。
さて今回はご飯のあげかたについてお話ししたいと思います。
入院している わんちゃん、猫ちゃんのご飯作り時、すぐに食べてくれる時もあれば、なかなか食べてくれない時もあり、色々工夫しながらご飯作ってます!
飼い主さんの中にもお困りな方もいらっしゃると思います。
実際に飼い主さんからご飯について聞かれることがたくさんあるので今回は少しだけになってしまいますが紹介したいと思います!
ドックフードだけで食べない時は…
○好きな缶詰の汁をかけてあげる
○ふやかしてあげる
○汁や缶詰、パウチを混ぜたものを電子レンジで温めてみる→匂いで食欲をそそる! など
中にはお皿がステンレス皿だと食べなかったりする時もあるのでプラスチック皿に変えてあげるのもいいと思います!
色々と工夫してご飯を食べてくれたら嬉しいですよね!!
もしお困りな事などありましたら、スタッフまでお聞きください!
猫の「クラッキング」という行動について
みなさん、こんにちは。動物看護師の梁瀬です。
今日は猫の「クラッキング」という行動について紹介したいと思います。
我が家には猫を2匹飼っています。
この猫達がたまに外に向かって歯を「カカカ」と鳴らす姿をみて不思議に思い調べようと思いました。
シニア期にむけて②
みなさんこんにちは。リハビリテーション科看護師の佐藤です。
今回はシニア期やシニア期に向けて行う運動についてご紹介していこうと思います。
その運動はとても簡単!「立ち座り運動」です
うちのボクサー犬ジェイク(6歳)とルーシー(5歳)も小さい頃からずっとやっています。
お座りを教える時のポイントは、目線を斜め上にして顔を少し上に向かせることです。
頭が上に上がることで座りやすくなります。
できたら褒めてあげるのを忘れずに!^ ^
そこから立ち上がらせるときは、前に進みながら立たないよう注意です!
この運動はその場で立ち上がることで後ろ足の強化になります。
写真の後ろ足を見ていただくとほぼ動いていないことがわかります。
わんちゃんは、前足で6〜7割、後ろ足で3〜4割体重を支えています。
前足ばかり使っていると後ろ足がどんどん弱ってきてしまいますので、若い頃から習慣的に運動を入れて筋肉量を維持していきましょう!
私の家でやるタイミングはご飯の前、おもちゃをあげる前に「おすわり、よし!」と何気なくおこなっています。
ポイントは、日常的に無理なくやること、やりすぎないことです。お家のワンちゃんの顔や様子を見ながら疲れない範囲で行なってみませんか。