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犬猫の目のケアについて

こんにちは。動物看護師の吉冨です。

今回は犬猫の目のケアについてお話ししたいと思います。

犬と猫に目のケアが定期的に必要であることはご存知でしょうか?

目のケアを怠ると様々な病気に発展する可能性があります。

目の周りに付着した目ヤニを放置すると被毛に付着した目ヤニが固くなり、

取りにくくなってしまったり、目ヤニの下で皮膚炎を起こしてしまうことがあります。

目ヤニの原因は結膜炎や角膜炎、鼻涙管閉塞などがあげられますが、炎症を放置してしまうと角膜潰瘍に進行し、角膜穿孔といって角膜に穴があき、炎症が広がって失明してしまう可能性があります。

目の病気にかからないためにも定期的なケアが欠かせません。

ご自宅でもできる犬と猫の目のケアについて3つ紹介したいと思います。

 

①濡れたガーゼやコットンを使う

濡れたガーゼやコットンで目の周りの目ヤニや汚れをふいてあげましょう。

被毛に固くこびりついてしまってる場合は、無理にとらずにぬるま湯でコットンやガーゼを濡らして、固まった汚れをふやかしてからとってあげるとよいです。

ティッシュやペーパータオルは繊維が荒いので目を傷つける可能性があるので使わないようにしましょう。

 

②精製水で洗いながす

目の中に入っている汚れや異物は精製水で綺麗に洗いながす。

目の表面に付着したゴミや毛が原因で不快感から目を掻いてしまい、角膜に傷がつくのを防ぐことができます。

 

③犬猫用の涙やけシートを使う

犬猫用の涙やけシートで目の周りを優しくふきとってあげる。

市販で売っているものでも大丈夫ですが、使われている成分が目に入っても問題ないかどうか獣医師に確認してから使うと良いです。

 

犬と猫の目のケアは病気を未然に防いだり病気の早期発見にもつながります。

最初は犬や猫が嫌がることもありますが少しずつ慣れさせていくと協力してくれるようになります。

ご家族のワンちゃんや猫ちゃんの目の異変に気づいたらすぐに病院を受診しましょう。

 

 

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