2023年12月
待合室のご紹介
こんにちは、受付の神宮です。
病院が入間市狭山台に移転して、来年4月で9年になります。
今更とは思いますが初めてご来院される方も毎日多くいらっしゃいますので今回は待合室の紹介をさせていただきます。
まず正面入口を入るとご案内と受付カウンターがあります。
ご来院の際にはご案内、または受付カウンター内のスタッフにお声掛けください。
こちらが待合室です。
猫ちゃん専用の待合室もあります。
奥にもお席があり、診察室は8診まであります。
8診の手前は入院をされている患者様用の面会室になっています。
お手洗いは入口を入って右側にあります。
リードフックやキャリーを置くスペースがあり、動物ちゃんと一緒に入れます。
小さめですがドッグランもあり、わんちゃん達の診察の待ち時間や移動の気分転換にご利用ください。
混雑時は待合室がいっぱいになる事がございます。
お車でお待ちになられる場合は、診察の順番が来たら携帯電話にご連絡を差し上げる事も出来ますので受付スタッフにお声掛けください。
ご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
日本ならではの景色
こんにちは、看護師の粂川です。
最近は冷え込む日もあり、やっと冬らしくなってきましたね。
私事ですが、11月末に紅葉を見に行ってきました。
時期的に遅いかなと思いましたが、今年は気温が高い時期が長かったこともあるのか、まだまだ綺麗に色づいていており、緑から黄、橙、赤と綺麗にグラデーションがかかり、とても綺麗でした。
日本人にとって紅葉は秋の風物詩ですが、調べてみると、世界中で見られるものではないようです。
紅葉が見られる地域は東アジアやアメリカ、ヨーロッパの一部に限られ、中でも日本は紅葉する木の種類が多く、色彩豊かな紅葉を見ることができるようです。
気候変動により、日本の四季が無くなってしまうのではないかという話も耳にしますが、日本ならではの景色は守っていきたいですね。
今年もあとわずかになりました。
寒暖差が激しいですが、皆さん体調管理にお気をつけてお過ごしください!
デグーのきなこ
こんにちは。動物ケアスタッフの黒澤です。
以前、ブログでご紹介したデグーのきなこですが、我が家にやってきてから約1年が経ちました。
少しおっちょこちょいなところが可愛らしく、頭や顎を撫でてもらうのが大好きな子です。
デグーは生後1年程で大人へと成長します。
当時生後半年くらいだったきなこも、今では生後1年と4ヶ月となり、すっかり大人へと成長しました。
我が家に来たばかりの頃は100g程だった体重も今は170gまで大きくなりました。
ですが、夏頃には190g程あり少し体重が減ってしまったので、少し体重を増やすためにご飯の量を増やしていこうかと思います。
デグーの平均寿命は5年〜8年程と言われています。
長生きする子の中には10年程生きた子もいるそうです。
先代のデグーは歯の病気になり、6年程で亡くなってしまいました。
歯が伸びすぎて、鼻を圧迫してしまい呼吸が苦しくなり、またご飯を食べるのも困難になりました。
きなこには、同じような苦しい思いをさせたくないのと、少しでも一緒に過ごせる日々が多くあってほしいです。
その為にも健康で長生きできるようにこれからも大切にお世話をしていきたいと思います。
最後に撫でられて気持ちよさそうにしてるきなこの写真をお見せします。
ダニについてのお話です
近郊の山でも紅葉が進み、渋みのある山肌になってまいりました。
いよいよ晩秋〜初冬といったところでしょうか。寒暖差の激しい日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょう。
暖かい日中には、お散歩しているワンちゃんや、ひなたぼっこしているネコちゃんを見かけることもしばしば。
ハエやカなどの昆虫も減ってきましたね。
しかし、屋外にはまだまだ危険が潜んでいるかもしれません。
皆さんご存知の“ダニ”は、秋でも油断できない虫の一つです。
ダニの活動期としては、12月は少々遅めかも知れませんが… 今回はダニについてのお話です。
そもそもダニとはどんな生き物でしょう。
ダニは節足動物門-クモ綱-ダニ目に分類される虫で、“昆虫”ではありません。
吸血するものから、血を吸わずに他の虫、植物、動物の皮脂を食べたり、衣類についたり、動物の皮膚にトンネルを掘ったり、蜂の気管に寄生するものまで多種多様です。
中でも、ワンちゃんやネコちゃんにくっついて吸血するものは後気門目と呼ばれ、マダニの仲間が該当します。
マダニは、卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニの順に成長し、各段階で十分に血を吸うと、脱皮して次の発育段階に進みます。
日本で見られる多くの種は、宿主の体から一旦落下して地面で脱皮します。
脱皮が終わると、二酸化炭素や赤外線を検知し、動物にくっついて吸血するのです。
成ダニは吸血を終えると再び地面に落下し、落ち葉や草の陰に数千個の卵を産みます。
孵化した幼ダニは動物の体毛にトラップされると瞬く間に散らばってしがみつくのです。
これが厄介で、ちょっとやそっとでは振り払えず、吸血すると口器はしっかり皮膚に食い込みます。
私自身山が好きで、時々運悪く幼ダニの群れに突撃することがありますが、数十匹程が一斉に衣服に広がる光景は恐ろしいです。
マダニの怖さは、咬傷による皮膚炎のみならず、体内に様々な病原体が潜んでいるかも知れない点、それらが傷口から侵入し病気を引き起こすかも知れない点、さらにそれらが別の動物や飼い主に伝播するかも知れない点にあります。
特に動物とヒトの間で伝播する感染症は人獣共通感染症と呼ばれ、マダニはこれらの代表的な媒介者や感染源の一部となり得ます。ワンちゃんやネコちゃんでは、原虫によるバベシア症、ウイルスによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、細菌によるヘモプラズマ症、日本紅斑熱、ライム病などの感染症が挙げられます。
マダニの病原体保有率は、流行地域、ダニや病原体の種類、季節によって異なりますが、全てのマダニが病原体を保有しているわけではありません。
ただし、マダニに咬まれて感染症に罹患し、重症化や死亡するワンちゃんやネコちゃんがいるのも事実です。
事前の対策がいかに重要かご理解いただけると思います。
当院HPでも紹介していますように、スポット製剤、スプレー、内服、環境整備などによる予防が効果的です。
また、寄生時には適切な対処が必要になります。お困りの際にはぜひ当院にご相談ください。
大切なワンちゃんやネコちゃんの体を普段からよく観て触ったり、様子を観察してあげることも大切です。
アウトドア好きのワンちゃんやネコちゃんでは、特に気にかけていただけると良いかも知れませんね。
新しく家に来た猫(だいず)について
こんにちは、動物看護師の星です。
今回は訳あって新しく家に来た猫(だいず)についてお話ししたいと思います。
だいずは元々外猫だったので来た初日に、血液検査とウイルスチェックをしたところ、猫免疫不全ウイルス(以下FIV)に感染していることがわかりました。
FIVとは主にケンカなどで咬傷部に唾液が入り込んでしまうことにより感染します。
一度感染してしまうと体内からはウイルスを排除できません。
そのため他の猫ちゃんを飼っている場合は感染防止のために隔離する必要があります。