2023年3月
医局の風景
こんにちは。経理の藤本です。
今年は桜が早く咲きましたね。
自然に生えてきて6年目で昨年から咲き始めた我が家の桜は去年の3輪から20輪に増えました。
ワンちゃんやネコちゃんの換毛期がそろそろ始まる頃です。
我が家には1チワワの男の子と元保護犬でたぶん女の子、昨年11月に保護した元野良猫の親子。犬2匹、猫2匹がいます。
犬たちはブラッシングができますが、元野良猫親子は今だにさわるのもままならない距離感なので、猫たちは自分たちで毛繕いをしてもらうしかありません。掃除機は毎日必須です。
今年中に猫たちのブラッシングや爪切り、抱っこができるようになりたいと思っています。
さて、普段私は獣医師や看護師など職員が主に休憩をする医局で仕事をしています。
飼い主の方にお目にかかることはほとんどないので、見つけたらとてもレアキャラです。
もしかしたらいいことがあるかもしれません。
そんな医局の主が普段は見られない職員の休憩中の姿を少し暴露⁉︎しましょう。
とは言え主になって日が浅いので、コロナ禍で基本的に休憩時間はワイワイというよりは静かに過ごしています。
以前は管理部の職員が料理をしてお昼を用意したり、バーベキューをしていたそうです。
今年からは気を配りながら少しずつ復活できたらいいなと思っています。
そんな静かな休憩時間、獣医や動物ケアスタッフは飼い主の方にどのように症状の説明をしたら良いか、診断内容の相談をしています。
また、犬や猫と同伴出勤ができるので、連れてきた犬と屋上で遊んだり、昼寝をして休息をとっている人もいます。
時には夕方遅い時間に獣医やトリマーが食事をとっていて、その日の診療がとても混みあっていたことがわかります。
また、今年の2月の動物看護師の国家資格の直前は勤務時間外に医局で勉強している姿をよく見かけました。
仕事をしながらの勉強は大変だったと思います。
患者さんの飼い主の方のからもたくさん応援していただいていていました。
職員に代わってお礼を申し上げます。
新年度も始まります。
当院にも新入職員が出社してきます。
初めてはいつでも緊張しますね。
私の新年度は町内会の班長です。初めてではありませんが役員決めは違う意味で緊張します。
コロナ禍を終えての令和5年度が健やかに過ごせることを願っています。
トリミングの流れ
こんにちは、トリマーの川口です。
今日はトリミングでお預かりしてからの、おおよその流れを紹介したいと思います。
まず、お預かりしてから獣医さんに身体検査してもらいます。(トリミング前後どちらかには、必ずしてもらっています。)
その後、爪切り等のグルーミング
シャンプー
ブロー
カットがある子は、このあとカットになります。
そして、インスタグラム用の写真撮影して終わりです。
トリミングするにあたっては、当院でワクチン、フィラリア・ノミ予防していただく必要がありますが、予約希望又は質問等ありましたら、トリマーまでお声がけ下さい。
ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)について
こんにちは、獣医師の石川恭平です。
桜も開花して春らしくなってきましたね。春になって仔犬を迎えるご家庭も多いかと思います。
今回はケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)についてお話ししたいと思います。
ケンネルコフは急に起こり、短時間でおさまる咳が特徴です。他にも鼻汁や食欲・元気の低下が認められることもあります。
原因は感染力の強いウイルスや細菌です。ケンネルコフを発症している犬の咳やくしゃみを吸入してしまったり、ウイルスや細菌で汚染された物を舐めてしまったりすることで感染してしまいます。
どの犬種・年齢の犬でも感染する可能性があります。ほとんどは軽い症状で1週間から10日で自然に治りますが、仔犬や体調の悪い高齢犬では咳やくしゃみが続いたり、少しずつ悪化したりすることがあります。悪化してしまうと肺炎を引き起こしてしまい、命に関わる場合があるので注意が必要です。
また、多様な病原体が関与しているため、ワクチンを接種しているにも関わらず呼吸器症状を起こすことがあります(ワクチンにはケンネルコフの主な原因となるウイルスが含まれているので重症になることを防ぐためにも接種は大切です)。
このような病気の特徴があるため、ケンネルコフを患ってしまった、食欲も元気もある軽い症状の犬から病気を診断することは診察室だけでは難しいこともあります。
例えば、興奮した時にだけ軽い咳をしてしまう、吐くようなしぐさをする(呼吸器の症状のこともあります)などの症状を教えていただいたことが診断や治療につながることもありました。
ですので、ワクチンの摂取にいらした元気な仔犬でも気になることがあったら獣医師にぜひ伝えてください。
動画も撮影していただけますと非常に助かります。
4月で入社2年目になります
こんにちは。動物ケアスタッフの磯村です。
3月に入り、暖かい日が増えてきました。
寒すぎず、暑すぎない、一番好きな季節です。
早いもので入社して1年が経とうとしています。
大学を卒業したばかりでわからないことが多く、不安な日々を過ごしていました。
少しずつではありますが、できることが増えてきて嬉しく思いますが、まだまだな部分も多く勉強が必要だなと感じています。
4月で入社2年目になります。
今年は去年以上に成長できるように、頑張っていきたいです。
また、来院されるわんちゃんや猫ちゃん、飼い主様が安心できるようにサポートしていきたいと思います。
アニマルパープルデー
こんにちは。獣医師の安藤です。
3月になり、だいぶ温かくなってきましたね。
みなさまはどうお過ごしでしょうか?
わたしは寒いのが苦手で、普段は車通勤、休日は近い場所でも車で行ってしまおう...が続いていて、最近歩いたのいつだっけ?とふと思いました笑。
寒さや花粉が落ち着いたら、さすがに運動しようと計画を立てているところです!
ところで、3月26日はアニマルパープルデーです!
「アニマルパープルデー」ご存知でしょうか?
今日はそのお話をしようと思います。
パープルデー=てんかん啓発の日。
世界中でてんかんに関するイベントが開催され、賛同する人々は紫色のものを身につけます。
てんかんとは脳の疾患であり、人では100人に1人がもつといわれています。
アニマルパープルデーはその動物バージョン。
つまり、アニマルパープルデー=動物のてんかん啓発の日です!
動物の場合の発症率も人と同様であり、決して珍しくない病気です。
当院にも多くのてんかん患者さんが通院しています。そして、基本的には生涯つきあっていくものになります。
発作のコントロールをすることで、良い人生(犬生•猫生)を送ってもらう。そのためには、てんかんに対する正しい知識を持つことが大事なのです。
てんかんのわんちゃん、ねこちゃんと暮らすご家族様だけでなく、そのご家族様に寄り添えるよう、多くの方々に知ってもらいたいと思い、今回紹介させていただきました。
今年もオンラインにて、てんかんのミニレクチャーや講座があります。ぜひチェックしてみてください。わたしもします!
また、初めて発作をみたご家族様へ。
発作といっても、脳ではなく、他の疾患が原因で起きる場合もあります。この子が発作を起こして...と来院されて、獣医師が実際に発作を確認できない場合が多々あります。
可能であれば、発作時の動画をとっていただきたいです。確かに様々な検査は必要なのですが、動画から多くのヒントを得ることができるので、とても助かっています。
そして、発作が1日に2回以上もしくは5分以上続いている場合はお早めの動物病院への受診をおすすめいたします。
↑紫色のリボンをしためんま
↑リボンがよく見えないころも
我が家のわかばさんが供血を行いました
皆さんこんにちは!動物ケアスタッフの小西です。
最近ようやく暖かくなってきましたね…。
私は割と雪の降る富山県出身なため、人生で初めて雪の降らないクリスマスとお正月を過ごし、新鮮な気持ちでした。
いつもの習慣で12月頭にはスタッドレスタイヤに履き替えたのですが、埼玉県ではいつくらいからノーマルタイヤに戻すのでしょうか…?
タイミングがよく分からずまだ交換していません。
もし私を病院で見かけることがあれば、皆さんがいつ交換したか教えてください(笑)
そんなこの冬、我が家のわかばさんが供血を行いました。
数日後に手術を控えた猫ちゃんが輸血をする可能性があったためです。
猫ちゃんは人間とは違い、血液型が A型、B型、AB型 の3種類しかありません。
と言っても多くの猫ちゃんはA型で、B型は少数、AB型はもっと稀だと言われています。
そして、手術をする子とうちのわかばさんは同じA型でした。
しかし、同じ血液型だからさあ輸血しよう!という訳にもいきません。
実際に輸血をする前に検査を行い、お互いの血液の相性がいいかを見ます。
もしその検査で相性が良ければ輸血することができ、もし輸血できなかったとしても、また別の子が輸血しなくてはならなかった時のために取っておくことが出来ます。
今回わかばさんの血液は相性が良かったものの、その子が無事手術を乗りきってくれて、元気に退院していったため、他の子の為にストックされています。
A型のわかばさん
人間でも輸血ストックが足りないと問題になることもありますが、動物病院も同じです。
当院でも供血ボランティアをしてくれるわんちゃん、ねこちゃんを募集しています!
うちの子専用の血液型カードが貰えたり、ちょっと美味しいおやつも…
供血ボランティアさんの健康のためにも年齢や体重などの規定があり、詳しく書かれたパンフレットが待合室に置いてあります。
気になった方はお気軽にスタッフにお尋ねくださいね。