2023年1月
犬のマラセチア
こんにちは。獣医師の藤森です。
今回は犬のマラセチアについてお話しします。
「マラセチア」みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
犬の皮膚、耳などに元々住んでいます。
普段は仲良く共存しているマラセチアですが時に異常に増殖しかゆみの原因になります。
症状としては脇の下や股の擦れるところ、耳、脚先などで、紅斑、ふけ、痒みなどが見られます。
検査は症状のある部分にテープを貼り付けて顕微鏡で見ます。
そこで問題です。マラセチアは次の写真のどこにいるでしょうか?
正解はこちらです
実は写真に写っているゴマみたいな紫色の粒々は全てマラセチアです。
(よく見ると雪だるまみたいな形をしています)
マラセチアは痒みの原因となり放っておくと皮膚がゴワゴワになってしまいます
異常に増えたニキビダニは内服薬やシャンプーなどの外用剤で減らすことができますが、肌質が油っぽかったり、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患がある子では再発を繰り返すことが多いです。
皮膚の問題は目に見えて辛そうなのが分かるのでご家族様も不安になると思います。
「痒そうにしてるかな?よく舐めてるかな?」そんな症状が出てきたら皮膚が悪くなる前に相談してみましょう。
子犬のしつけについて
こんにちは、動物ケアスタッフの橋口です。
2023年になりましたね!早いもので埼玉に来てから2年が経ちました。毎日あっという間に過ぎていきますね。
私は専門学校の頃ドックトレーナー専攻に在籍しておりました。
今回はその時に学んだ子犬を迎えた時のしつけについて、お話しようと思います。
子犬をしつけるのはいつからか?
→いつからでも大丈夫で、わんちゃんが家に来たその日からしつけは始められます。
最初は体をよく触ってあげてください!
人に慣れること、どんな時にどこを触っても怒らないこと等、基礎的なことを徹底して教えます。
次はしつけにおいてのやらない方が良い事をお伝えします。
〇名前で怒る
→名前で怒る=名前を呼ばれたら怒られる。と犬が認識してしまい、名前を呼んでも来なくなったりします。
〇おやつを見せながらコマンドを教える
→何かを教える時にご褒美としておやつを使うのは、犬のやる気を促進するのでとても効率的ですが、おやつを見せながら教えると、いざと言う時に、おやつがないと出来なくなってしまいます。
〇お留守番させる時に行ってきます、ただいまを大袈裟にする
→犬の寂しい気持ちを悪化させ、分離不安になってしまいます。分離不安は、もし何か疾患が見つかって安静にしないといけない時、入院して飼い主さんと離れる時、ケージの中でじっとすることが出来ずに、犬の体に負担がかかってしまいます。
しつけはきちんとする事で、犬と快適に暮らすことが出来ます。色んなところにもお出掛けすることも出来ます。
もし何かお困りな時はスタッフにお尋ねください。
犬のボディコントロールについて
皆さん、こんにちは。動物ケアスタッフの佐藤です。
今回は犬のボディコントロールについてお話ししたいと思います。
まず、ボディコントロールとは犬の身体のどの部分に触れても大丈夫なようにしつけることです。
皆さんのおうちの子は嫌がらずに身体を触らせてくれますか??
先日、我が家のラーナ(ラブラドール )を歯磨きしている際、口の中に傷を発見しました。普段硬いおもちゃで遊ぶ事が多い為、おそらくその時に傷がついたようです。
傷は口の奥にありましたが、ラーナは嫌がらず口を開けてくれる為発見することができました。
肢先や顔周りはわんちゃんが特に嫌がりやすい部位です。しかし、トレーニングで「触られる事は嫌な事じゃない!」とわんちゃんが思えるようになれば、
・病院やトリミングでのストレスの軽減
・歯磨きや爪切りがスムーズにできる
・病気やケガの早期発見
などたくさんのメリットがあります!!
トレーニングには時間がかかり根気が必要ですが、大事な家族の健康を守るためにもチャレンジしてみませんか??
猫たちのシャンプー
こんにちは、動物看護師の星です。
朝晩の冷え込みが強くなり猫たちが足元や隣で一緒に寝てくれるようになってきました。
わんちゃんのようにじっくり時間をかけてはできませんが、
一緒に暮らしている猫たちのシャンプーをしました。
↑エルをお湯に濡らした時の様子です。