2020年12月
リハビリテーション科からおしらせ
こんにちは。
リハビリテーション科看護師の佐藤さつきです。
今回はリハビリテーション科に新しく入った車椅子のご紹介をさせて頂きます。
株式会社LANDAM様より2輪小型・中型犬用の車椅子を貸して頂き、当院で試乗することができるようになりました!
後ろ足は使えるように下ろしておきますが、お尻は車椅子に乗っているので転倒することなく歩くが事ができます。
そして、後ろ足の負担が少なく歩くことができます。
また、足がうまく使えなく引きずってしまう場合は足を乗せるカップをつけることもできます。
ランダムカートは身体が固定されている部分が少なく、とても小回りが利くように設計されています。
腰部椎間板ヘルニアのように後ろ足だけ麻痺があるものの、その他はとても元気な子は動けないことがストレスになります。そんなときに車椅子があると自分で動くことができます。
車椅子というと、『自分で歩けなくてかわいそう』というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、人でも高齢者が歩けるけども補助として杖をついて歩くことがあるのと同じような感覚で歩行の補助となるものでもあり、わんちゃんも自由度が上がり活動性がとても高くなる子が多いです。
リハビリテーション科では、その子の生活や状態に合わせたものをご提案させて頂いております。
もちろん、車椅子だけでなく高齢になって歩きづらそう等のご相談でもかまいません。
ご希望の方は、一度担当の先生にお伝え頂き、リハビリテーション科にいらっしゃってみてください。
「とても元気だけどシニアになってきたし、マッサージなどでメンテナンスしてあげたい・・・」というようなリクエストも大歓迎です!
新しい家族
こんにちは。看護師の柳瀬です。
我が家には9月から新しい家族が加わっています。
ミニチュアダックスフンドの女の子で現在5ヶ月です。
先住犬の14歳のダックスと年の差がありますが仲良く出来ています。
今回は子犬の予防接種についてお話させて頂きます。
先日、我が家の愛犬は子犬のうちに行う予防接種が一通り終わりました。
通常、生後2ヶ月以上の子犬には約1ヶ月間隔で3回の混合ワクチンの接種が基本となっています。
理由としては母犬からの移行抗体が存在するとワクチンの効果がうまく出ないためです。
以降は1年おきの接種になります。
子犬を飼い始める際にはワクチンをいつ、何回接種を終えているかを確認しておきましょう。
混合ワクチンとは別に、わんちゃんには狂犬病ワクチンというものがあります。
生後90日以上のわんちゃんは、狂犬病予防法に基づき、1年に1回の狂犬病予防接種を受けて国に登録するという決まりがあります。
混合ワクチンと狂犬病ワクチンは同時には接種できません。
通常、狂犬病ワクチンを接種してから2週間程あけて混合ワクチン、混合ワクチンから1ヶ月程あけて狂犬病ワクチンの接種が可能となります。
何種の混合ワクチンを打つか、ワクチンの時期などは診察時に先生と相談してみてください。
ドッグランや旅行にわんちゃんを連れて行く場合、狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種が必要になることが多いと思います。
大事な愛犬を感染症から守るためにも忘れずに接種するようにしましょう!