2017年10月
誤飲誤食予防
初めまして
4月に入社した看護師の原田です。
今回は数年前に飼っていたラブラドールレトリーバーとの生活を思い出してお家でやっていた誤飲誤食予防のことをお話ししたいと思います。
ほとんどのわんちゃんは興味を持った物は何でも口にくわえたがります。
お家の中には誤飲してしまう可能性がある危険なものがたくさんあります!
お家で気をつけること
・ゴミ箱はなるべく蓋つき、入れ口が高い物を使用する
・小物はわんちゃんが届く高さの棚や机に置かない(私たちの予想以上に高く奥の物でも届きます、、)
・床にものを置きっぱなしにしない(作業を終えたらすぐ片付ける
・おもちゃはわんちゃんの口の大きさを考え飲 みこめないくらい大きめのものを選ぶ
・お散歩中は道に落ちている物を避けて歩き口の動きや視線の先に注意する
などなどたくさんあります。
わんちゃんに口に入れてはいけないと教えることも大事ですが、私たちが誤飲しない出来ない環境を作るという意識を持って生活できればと思います。
どうしてワクチン接種が必要なの?
初めまして。
4月に入社した獣医師の宮本です。
診察のなかで「ワクチン接種はどうして必要なのか」について質問がよくあります。今回はどうしてワクチン接種が必要なのかご説明します。
1つの目的は「個体免疫」をつけることです。
「個体免疫」とはワクチン接種したその子自身が伝染病を発症することを防ぐことです。
ワクチンを接種することで、発症したら重症化する可能性のある伝染病に対する免疫をつけて、接種した子自身の発症や重症化を防ぎます。
もう一つは「集団免疫」をつけることです。
「集団免疫」とは伝染病の流行を防ぐことです。
多くのわんちゃんねこちゃんがワクチン接種することで、伝染病に対して免疫を持つ子が増えます。その結果、もし伝染病を発症した子がいても、その周囲の子達に免疫がついていれば伝染病が広がることを防げます。
また、生まれたばかりの子や病気によりワクチンが受けられない子がいます。そういった子たちに感染させないように、周りがしっかりと予防して集団免疫を高めることで、感染源を減らし伝染病が広がることを防ぐ必要があります。
「外に出ないけれど、ワクチン接種の必要はありますか?」とよく質問があります。
全く外に出ない子は、逆に伝染病に対する免疫が低い可能性があります。たとえば体調を崩し病院に来ることになった場合に、他の子から感染して発症してしまう場合があります。また発症した場合は感染源となり、周囲の子たちにも影響が及んでしまう可能性があるため、お外に出ない子にもワクチン接種はおすすめしています。
ワクチン接種の必要性についてご理解いただけましたか?もちろん必ずワクチンを打つ必要はなく、その時の体調や抱えている病気によって打たない方がいい場合があります。心配でしたら、気軽に獣医師にご相談してくださいね。