2016年9月
日本動物リハビリテーション学会に参加してきました
リハビリテーション科の藤澤です。
9月22日の秋分の日に、当院リハビリテーション科スタッフで、日本動物リハビリテーション学会に参加してきました。
秋は学会やセミナーがとても多く開催されますが、獣医師だけでなく動物看護師も、日々院内・院外で勉強しています。
リハビリテーション外来を受診されている皆様にはおなじみのふたり。
左の後藤は先日、米国テネシー州立大学認定のC.C.R.P.という、犬のリハビリテーション施術者認定をとりました。
彼は入職以来ずっと、仕事の合間に勉強し、日々私の厳しい(?)指導に耐え頑張りました!
C.C.R.P.は、現在日本全国で33人が取得しています。
内訳は、獣医師25人、理学療法士3人、動物看護師が5人です。
その中の、獣医師・理学療法士・動物看護師それぞれひとりずつ当院に在籍していますので、これは結構な割合です
右の女性は、動物看護師の養成学校の動物理学療法コースを卒業しているものです。
彼女も現在一生懸命リハビリテーションの勉強しています。
みんなで日々努力をして、より安全でしっかりとしたリハビリテーションのご提供ができるようにがんばっています!
今回の学会の会場は、東京大学の弥生講堂でした。
せっかく東大にきたからには、やはり赤門前でパチリ。
せっかくだからジャンプもしてみました(笑)
後藤、跳びすぎです。
その勢いで来年は学会発表にも挑戦しましょう。
あいにくの悪天候にもかかわらず、学会も東大も満喫した二人でした。
看板、カーブミラーを設置しました
こんにちは。
施設管理の中村です。
駐車場に看板とカーブミラーを設置しました。
また、入口横の芝生の所に水道とバケツ、ゴミ袋、ゴミ箱もございますので、
ご自由にお使いください。
第3回シニアセミナーを開催致しました
こんにちは、動物看護師の田村です。
9月7日に飼い主様向けの第3回シニアセミナーを開催致しました。
今回は「シニア犬の介護 シニア期を快適に過ごすために」というテーマでした。
過去二回のセミナーを合わせた内容で、シニア犬で起こる変化や、シニア期を快適にするための工夫、前回ご好評だった介護グッズの紹介をしました。
限られた時間ではありましたが、大切なことをお伝えできたかなと思います。
このセミナーで飼い主様からの「こんな介護をしたい」「この場合どうすればよいか」「我が家はこんな感じで介護している」「この介護グッズがおすすめ」など、直接お話しをすることが出来たので、実際の使用感などのご意見はとても私たちの勉強になりました。
介護などで何かお役に立てることがあればいつでも相談して下さい。
次回は「シニア犬の運動」についてのセミナーをやる予定です。
詳細が決まり次第、ホームページに記載いたしますので興味がありましたら、是非ご参加ください。
中秋の名月
こんにちは、看護師の斉藤です。
すっかり秋になり、残暑が厳しい反面、夜は冷え込むようになりつつあります。
日が暮れるのもだいぶ早くなりましたね。
さて、みなさんは『中秋の名月』というものをご存知ですか?
秋のすんだ夜空に浮かぶ満月で、今年は9月17日がそれに当たるようです。
散歩の折りなど、少し空を見上げてみてはいかがでしょうか?
ちなみにうちの子は月見より団子派です!
体調の変化に早く気が付くために
こんにちは。
獣医師の平林です。土曜日の腫瘍科で勤務をしています。
当院ではたくさんの患者さんの抗がん治療を行っています。
抗がん治療は、がんを抑える効果がある一方で、副作用への心配がつきものです。
副作用は、重く出てしまう子もいれば、ほとんどでない子もいて、程度は様々です。大切なことは、副作用がでてしまった時に、早く、適切な治療をしてあげることです。
今回は、体調の変化に早く気づくために、病院でとっている体制やご家族にご自宅で行っていただいていることについて、皆さんにご紹介をしたいと思います。
体調の変化は、元気、食欲、お水を飲む量、体温、心拍数、呼吸数、尿や便の状態でみていきます。
通院になる際には、ご家族にこのような紙をお渡しし、はかり方を一緒に練習します。
記録はこのような紙にしていただいています。
食欲があり、元気なのにいつもの体温よりも高め、午後になって急に高くなった、などということがあった場合、重大な副作用が隠れていることがあります。
朝晩、記録することで、体の変化に早く気づくことができます。
記録をしていくうちに、このお薬の時には、治療をして何日後にお腹がゆるくなるなどと、お薬の種類によってでてくる変化も見えてきます。
そうすると、その子の体質や治療薬に応じたサポートができるようになります。
患者さんとご家族に安心して治療を受けて頂けるよう、当院は24時間、スタッフが病院に常在しています。副作用に対する様々なお薬を常備し、急な体調変化に対応が出来るようにしています。
治療中はご心配なことが多いと思います。どんなことでもご相談ください。