2016年6月
猫ちゃんの食器について
初めまして、
4月に入社した動物看護師の田中です。
本日は猫ちゃんの食器についてお話しします。
みなさんの猫ちゃんはどんな食器でごはんを食べていますか?
猫ちゃんはタイプによって食器の素材(陶器、ステンレス、プラスチック)や形状が変わってくると思います。
ごはんの食いつきが悪い、食が細いなどといった猫ちゃんと暮らしているご家族は、ごはんを変えるだけでなく食器の素材を工夫してみてはいかがでしょうか。
私の家の猫ちゃんは、食器を変えてからごはんの食べこぼしが無くなりました!
そして食器の位置を高くする事で楽な姿勢でご飯を食べられるようになりました。
食器の位置を高くする事で吐き戻しを軽減したり、高齢の猫ちゃんでは関節の負担の軽減にもつながります。
ぜひ、お家の猫ちゃんに合った食器を探してみてください。
写真は、ごはんを食べて毛づくろい中の我が家のメルちゃんです。
ワンちゃんの歯周病と歯ブラシ
こんにちは、獣医師の徳山です。
本日はワンちゃんの歯周病と歯ブラシについてお話したいと思います。
老齢のワンちゃんのほとんどが歯周病を持っていると言われています。
その最大の理由は歯みがきをしていないことです。食べ物を食べたりするとその食べカスなどが歯に残って(歯垢といいます)細菌が付着します、そこに細菌がくっついて3〜5日ほどすると歯石になります。
歯石は軽石のようなもので表面は凸凹なのでまた歯垢が付きやすくなります。
これが繰り返されて歯石が大きくなっていき歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)の中にまで入っていくと、歯肉炎や歯周病が起きてしまいます。
歯周病がひどくなると歯槽膿漏のような状態になって歯がグラグラしてしまいます。
また、歯周病を放置すると鼻、眼、心臓、肝臓、腎臓に悪い影響を及ぼすことがあり、歯が悪くなるだけでなく全身的な健康状態を悪くすることがあります。
ワンちゃんの歯周病の一番の予防法は歯ブラシによる歯みがきです。
歯垢が歯石になる前に歯周ポケットも含めて歯ブラシでしっかり落としてあげることが大切です。
すでに歯石になっているものを落とすにはスケーリング(歯石落とし)が必要になり、ご自宅ではできない範囲になってきます。
また歯石をしっかり落としてあげるために麻酔が必要になってきますので獣医師にご相談ください。
今後、具体的な歯ブラシのやり方などをアップしていきたいと思っております。
下の写真は僕のワンちゃんが歯みがきしているところです。とてもお利口さんです!
モニター面会について
受付の高橋です。
今回は、新病院でのモニターによる面会についてご紹介いたします。
以前のスタッフブログでもご紹介しましたが、入院中に安静が必要であったり、直接会うと興奮してしまう様な場合に、モニターで映像を見ていただくことがあります。
犬舎前にカメラを置き、それに映ったリアルタイムの映像をモニターで見ていただく方法です。
移転前の病院では受付カウンターにモニターが置いてあり、飼い主様にはその前に立って映像を見ていただくか、少し離れた椅子に座って見ていただくという形でした。
場所も狭く、時折前を横切るスタッフもいて、落ち着いて見ることができなかったと思います。
新病院ではモニターは別の部屋へ移動し、飼い主様にはその部屋で座ってゆっくりと映像を見ていただけるようになりました。
「動物が帰りたがってしまうので...」と、モニターでの面会を希望される飼い主様もいらっしゃいます。
直接の面会ではなく、モニターをご希望の場合は受付スタッフにお申し付けください。
最後に、
面会時間についてのご質問を多くいただきますが、外来の診察時間中になります。
受付時間は、am10:00~11:00,pm16:00~18:30です。
治療中であったり、すぐ準備できるスタッフがいない場合は、お待たせしてしまうこともあります。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
つばめが子育てしています。
リハビリテーション担当の藤澤です
実は・・・病院正面玄関に向かって右手(駐車場側)の柱のあたりで、つばめが子育てしています。
ご来院の折にはつばめの落とし物にご注意ください。
お家でできるワンちゃんのブラッシング
はじめまして、
4月に入社いたしましたトリマーの門沢です。
入社して早2ヶ月、だんだん慣れてきましたがまだまだわからないことがたくさんありますので、これからも勉強していきたいです。
今回は【お家でできるワンちゃんのブラッシング】をご紹介させていただきます!!
毛玉ができる前にスキンシップとして、ワンちゃんとのコミュニケーションの時間にブラッシングをしてあげてみてください!
☆用意するもの
・スリッカーブラシ(ソフト)
・コーム
・ブラッシングスプレー
☆始める前に…
皮膚の厚さは体の部位によって少しずつ違いますが、
人間の場合は約1.5~4mm程度(表皮+真皮)とされるのに対し、ワンちゃんはその3分の1~5分の1くらいの厚さしかないのです。
とても薄いので毛玉がある場合や皮膚に異変があるときは決して無理をせず、病院に相談してください。
☆持ち方
・スリッカー
親指、人差し指、中指の三本で力が入らないように、優しくもちます。
このときスリッカーのトゲトゲの方に人差し指、中指が銀色の方に親指がくるよう持ちます。
・コーム
親指、人差し指、中指で優しくもちます
☆やり方
ある程度の台の上で行います。
毛並みにならって、下から(毛先から)とかします。
まず、毛をわけて皮膚の確認をします。
今回の写真はプードルですがダックスや柴など他の犬種でも皮膚の確認は必ずしてください。
ブラッシングするところにブラッシングスプレーを遠くから吹きかけます
表面が湿っぽいくらいで大丈夫です
静電気を防いだり摩擦の軽減をしてくれます。
そして、使うのはスリッカー。
この部分を使うイメージです↓↓
皮膚に当たらないように叩くように毛をほぐしていく感じです!
引っ張ったら痛いので、引っかかるようならそこで優しく叩くように何度かスリッカーを動かしてみてください。
初めての場合は力加減をご自分の腕の内側あたりで試してみてください。
スリッカーが引っかかることなく通ったら、その部分をコームでとかします
(粗め→細め)
皮膚に対して直角に当てて優しくおろします。引っかかりがなくコームが通ったらOKです!
次にその少し上の毛をわけて繰り返していきます
左足…after 右足…before
同じように全身ブラッシングしてあげてください
お耳は特に皮膚が薄いので無理はしないでくださいね
☆ワンちゃんへ
頑張ってくれたご褒美に誉めてあげてください!
おやつをあげたりするのも最高のご褒美ですね!
ブラッシングをする
↓
ご褒美がもらえる
するとワンちゃんもストレスなく、ブラッシングを好きになってくれると思います‼
☆最後に…
毎日行うのが理想的ですが、一日おき、三日に1度、いや1週に1度でも効果があると思います。
ワンちゃんとの時間をこのように過ごしてみるのもいかがでしょうか?
文章だとなかなか伝わりづらいですね、わからないことなど
お気軽に当院のトリマーまでお声かけください。