2016年2月
受付終了のおしらせ。第2回シニアセミナー「シニア犬の介護」
先日ご案内した第2回シニアセミナー「シニア犬の介護」はご好評につき、申し込みを終了させていただきます。
お申し込みいただいた皆さまのご期待に添えるよう現在も準備を進めています。
当日皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
ワンちゃんがネギを食べてしまった!
動物看護師の小山田です。
先日私の愛犬のコタロウがお鍋の長ネギを食べてしまいました。
本日はワンちゃんがネギを食べてしまった!…その時私が実際どうしたのかを書かせていただきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、ネギはワンちゃんが食べると中毒を起こす物の一つです。
玉ねぎ・長ネギ・ニラなどにはワンちゃんの赤血球を壊す成分が入っています。生のネギはもちろん、加熱・調理してもダメです。
赤血球が壊れると貧血になってしまうことがあり、輸血が必要になる場合もあります。
おしっこの色が赤くなることもあります。
これは壊れた赤血球のヘモグロビンという成分が血液中に流れて、尿にその色が出てしまう為です。
ネギ中毒はネギを食べてすぐではなく、2~4日経ってから症状が出ます。
ネギを食べたあとで、元気がない・歯茎が白い・赤い尿が出るなどの症状が出たらネギ中毒かもしれません。
ネギを食べてしまった!と気づいたとき、まず病院に電話しました。この時、どのくらいの量をいつ頃食べたのかを伝えました。
相談の結果、ネギを吐かせる処置を行いました。
幸いなことに、この処置をしてすぐにネギを吐いてくれました。
しかしネギを食べてから少し時間が経っていたので、ネギの成分をいくらか吸収してる可能性がありました。
そのため3日後に貧血のチェックをすることになりました。
吐かせる処置を行った日は点滴と血液検査を行い帰宅しました。
再診までの間は、元気がなくなってないか、歯茎の色や尿の色を注意しながら様子を見ていました。
そして再診の日、血液検査で問題ないとの事でほっとしました。
今回のことでワンちゃんの誤食の怖さを再認識しました。
まだまだ元気に一緒にいたいから、これからはよりいっそう食べ物には気を付けていきたいと思います!