2016年1月
我が家の老犬たちの冬
こんにちは、看護師の佐々木です。
今月は、菜の花が咲くほど暖かかったり、冬らしく雪が降ったりと天気や気温の変化が大きく、週明けには西日本が大雪でニュースになってましたね。
病院の周りの雪もずいぶん溶けましたがまだ残っています。
我が家の高齢犬は、ひさしぶりの雪に楽しくなって興奮しているおばぁちゃんと決して外に出るのが嫌なわけではないのですが、玄関の戸を開けると途端に震え始めるおじいちゃんとちょっと対照的な2頭です。
昼間は暖かくても夜はまだ寒い日が続きます。
シニア期をむかえた子はもちろん、他のワンちゃんやネコちゃんの体調管理に気をつけてあげて下さい。
そして、飼い主の皆さんもかわいい愛犬愛猫のためにも体調に気をつけてくださいね。
犬のリハビリ
こんにちは。
リハビリテーション科担当の藤澤です。
昨日は関東地方は大雪でしたね。
病院の周りも一面真っ白。
今日は朝から2時間半、人生初の雪かきをしました。
筋肉痛にならないようにしながら、効率よく作業をする身体の使い方はどうかなーと考えながら、いろいろなやり方で作業を進めました。
ですが、「おー。この方法だといいかもしれない・・・」と究極のポーズをあみだしたところでうっかり滑って転んで手をついてしまい、手首を痛くしてしまいました(笑)
皆様もお気を付け下さいね。
さて、今日は椎間板ヘルニア術後に機能回復を目的としたリハビリを展開し、その後シニアの健康維持目的でリハビリテーションに通院されているわんちゃんのご紹介をします。
頑張るわんこのはミニチュアダックスフントの「ししまるちゃん」
ご了承頂きましたので、写真も載せちゃいます。
ししまるちゃんは、椎間板ヘルニアの術後しばらくの間、運動麻痺により歩くことが出来ませんでしたが、
今では日常生活にほぼ支障が無いレベルまで運動機能の回復が出来ました。
機能回復を目的としている時期は、お水の中で立ったり歩いたりする練習をする「水中トレッドミル」なども使用しましたが、
現在は「いつまでも元気に暮らす」事を目標にやっていますので、できるだけ日常生活に近い形の運動で頑張っています。
童顔で甘えん坊のししまるちゃんが、いつまでも元気に動くことができるよう、精一杯お手伝いをさせて頂きたいと思います。
おしるこ&力肉汁
こんにちは。
施設管理の中村です。
今日は寒かったので、スタッフのために炊き出しをして温まってもらいました。
メニューはおしること、甘いものが苦手な人のために、野菜とお肉たっぷり餅入り汁!!
お腹ぺこぺこスタッフたちは大喜び!!
大盛のおしるこペロリの上嶋先生
庄山先生、笑顔がこぼれています
もりもり食べて元気いっぱい
色々な首輪、胴輪
こんにちは。施設管理の中村です。
今回は私が持っている首輪や胴輪の一部を紹介します。
首輪や胴輪は、色々な種類があり、使う子のタイプや用途によって違います。
①首輪(平首輪)
よく見る普通の首輪です。
②チョークチェーン
しつけに使う事もあります。
リングが小さい物、大きい物があり、首が擦れてしまう子は大きい物がいいかもしれません。
③ハーフチョーク
名前の通り、引っ張ると半分だけ締まります。素材も色々です。
一番左は、「スパイク」と言って、内側に金具があるので引っ張ると食い込んで痛いです。
あまり普通の子にはお勧めしません。
一番右は、「ソフトハーフチョーク」と言って、スポンジクッション入りで柔らかいので、優しいです。
④イージーウォーク、ジェントルリーダー
引っ張りが強い子やしつけの為に使います。
⑤胴輪
ひものタイプ、服になっているタイプなど様々です。
その子その子にあった物を探してみて下さい。
私が持っている物はほんの一部ですが、少しでも参考になったら嬉しいです。
検査の基本
皆さま、明けましておめでとうございます。
獣医師の森田です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
前回、私が担当した回では検査について書かさせていただきましたが、今回は一番大事だと考えている検査について書きたいと思います。
それは、『問診と身体検査』です。
あえて専門用語で書きましたが、問診とは医師が患者に病状を尋ねることです。もちろん動物は話せないので、獣医療の場合ご家族にペットの病状を聞くことを指します。
身体検査は言葉の通りで、獣医師が動物の体に直接触れて異常がないか検査をすることで、まさに五感を使って行います。
これらの検査は特別な検査機器を必要とせず、獣医師は日々当たり前のように行っていることです。
しかし、動物の状態を直接確認し、問題点と疑われる病気をリストアップし、診断に必要な検査を考えていく上では非常に重要です。
しかも、動物に対する負担は他の検査に比べると少なくて済みます。
上記の検査を行うにあたって、獣医師には病気の知識・追加検査の目的・治療方針などについて熟知していることはもちろん、ご家族から正確に聞き出す会話力・動物出来るだけ怖がらせずに触らせてもらう優しさなどが必要になり、個人的にはとても奥が深いと感じています。
ご家族の側にとっては、何をどれくらい話していいのかわからないことも多いかと思います。
また、うろ覚えな状況もあるかもしれません。
どうか、ペットの異常について気になるところがあれば遠慮なく話してください。
不確かな情報でも構いません。
私は獣医師として病気の知識を集積するとともに、ご家族とのお話から必要な情報を引き出して行けるよう努力していきたいと思います。
(獣医師:森田)