2014年7月
院内の猫たち
動物看護師の斉藤です。
今回は院内猫たちを紹介させていただこうと思います。
まずはじぞうくん。
とても美形だと思うのですがいかかでしょう?
犬でも猫でも誰とでも仲良くなれる優しいこです。
ジュゴンのぬいぐるみが大好きです。
次はしらすくん。
真っ白で青い目の綺麗なネコさんです。
とてもユニークな性格の持ち主です。
シャンプーしてもらいました。いいこです。
最後はじゃこ太くん。
抱っこしてもらうことが大好きな甘えん坊さんです。
お昼休みなど時間のある時にはみんなで医局で遊びます。
もちろん犬たちも一緒ですがみんな慣れているので平気です。
なかなか皆さんにお目にかかることはないかもしれませんが、時には供血猫としても頑張ってくれています。
もちろんスタッフを癒すという大事なお仕事もしっかりしてくれています。
米国獣医内科学学会
神経科の金園です。
先月にテネシー州ナッシュビルで開かれた、米国獣医内科学学会に出席してきました。
この学学会は毎年6月に全米各地を転々としながら開催されるもので規模がとても大きいのですが、今回の会場兼ホテルは、そんなものを軽く飲み込んでしまえそうな程巨大で、ホテルの中に街がありそうな感じでした。
同じ週末に丁度カントリーミュージックの全米一規模の大きな大会がナッシュビルで開かれており、ダウンタウンはカントリーミュージックに染まっていました。
(他のHPより転載)
全米・欧州から沢山の神経科医が集まり素晴らしい講演が盛りだくさんだったのは勿論のこと、懐かしい同僚や友達、恩師達との楽しい一時を過ごす事が出来て何よりでした。
また、今回はちょっと大切な物を受け取る事がもう一つの目的でした。
前年の専門医試験合格者達がこの1枚の紙を受け取りに行くのです。
無事に受け取って恩師らと共にお祝いをし、風邪を友達にうつして帰国致しました。
来年はインディアナ州のインディアナポリスですので、今から楽しみです。
高齢なわんちゃんの眼のケア
こんにちは、眼科を担当しております獣医師の中原です。
家を片付けていたら、昔愛犬に使っていたバギーが出てきました。
愛犬は16歳と長生きだったのですが、晩年は眼の病気を煩い、15歳の時、眼科専門医の小林先生に手術をしてもらいました。
その後は目薬が手放せなかったので、バギーで一緒に通勤していました。
さて、今回はそんな愛犬を思い出しながら、高齢なわんちゃんの眼のケアについてお話したいと思います。
高齢なわんちゃんを飼われている方で、最近眼の表面が白っぽい、涙が増えた、少し眼が赤いみたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
高齢になってくると、心臓や腎臓など内蔵の病気が心配になると思いますが、身体の代謝が落ちることで、眼にも症状が出てくることが多くみられます。
また、年とともに瞬きをする回数が減ったり、涙の量が減ることで、眼が乾きやすくなってしまいます。
この写真は、17歳になるわんちゃんの眼の写真です。
眼の表面に、きらきらした白いものが見えると思います。
これは、身体の代謝が落ちることによって、カルシウムなどのミネラルが角膜の表面に沈着している状態です。
この部分の角膜は弱っており、傷ができやすく、また傷になると治りにくく、悪化しやすい部分です。
この写真も17歳のわんちゃんの眼なのですが、白い部分が少し剥がれて、傷(角膜潰瘍)ができています(緑色に染色されている部分が、傷ついているところです)。
高齢なわんちゃんは傷の治癒力も衰えており、悪化すると手術が必要になることもあるため、日頃から眼の傷を予防していくことが大切です。
日頃のケアとしては、まず保湿治療です。
ヒアルロン酸の目薬や眼軟膏を用いて、眼が乾かないようにしてあげます。
また、瞬きをあまりしていない子が多いので,人の手で瞬き運動を補助してあげるような、まぶたのマッサージを毎日してあげると良いでしょう。
私事ですが、数ヶ月後にはバギーに愛犬ではなく、赤ちゃんを乗せて歩く予定です。
来月から産休に入らせて頂くため、お休みの間、ご迷惑をお掛け致しますがよろしくお願い致します。
眼科診療については他のスタッフがサポート致しますので、お気軽にお問い合わせください。
獣医神経病学会
先日の7月5日、6日に第40回獣医神経病学会が開催され、それに参加してきました。獣医神経病学会は年に1回の大会が毎年行われていて、今年は札幌での開催でした。
今年の大会の目玉は金園先生による講演と、人医療の脳外科の先生による講演でした。
金園先生は日本人初の米国神経病専門医として、アメリカでの専門医制度と研究の専門だった変性性脊髄症についての講演をされました。
専門医制度については、専門医になるまでの過酷な生活をアメリカ仕込みのユーモアを交えて話されていました。
変性脊髄症についてはこれまでの研究の道のりと今後の展望を含めて話されました。
現段階では残念ながら治療法のない病気ですが、今後治療法がみつかることが望まれます。
他にも全国の神経病に精通した先生方が集まり、いろいろな発表と議論がかわされとても有意義な場でした。
来年の学会がもうすでに待ち遠しいです。
院内セミナー(獣医師)
こんにちは。獣医師の姉川です。
埼玉動物医療センターでは月に一度、学術顧問である織間先生をお招きしてケースカンファレンスを中心とした院内セミナーを行っています。
このセミナーではレントゲンやCTなどの画像を実際に織間先生にみていただきながら、診断のポイントや治療方針などの整理を行います。
博識な織間先生から教科書には載っていないようなことまで教えて頂ける、スタッフにとって非常に貴重な機会です。
写真はセミナーのワンシーンです。みんなメモを取りながら熱心に話を聞いています。
供血犬たち
こんにちは。動物看護師の森下です。
今回私は、当院の供血犬について紹介させていただこうと思います。
前回もブログで登場した、黒ラブラドールの男の子『りゅうくん』です!
年齢はおじいちゃんですが、気分は子供の頃と変わらず、スタッフ達が連れてくる若い犬達に混ざって毎日遊んでいます。
最近は雷が苦手なようです。ごはんとおやつが大好きです!
そしてグレートデンの女の子『かるまちゃん』です!
この子も年齢はおばあちゃんですが、やはり気分は子供です。
そして体重は50キロ近くありますが、自分は小型犬くらいのサイズだと思っているようです。
最近は暑いので室内での運動を頑張っています!
そして今年から新たに仲間入りした子を紹介します。
ロットワイラーの男の子『デレク』です!
まだ5ヵ月の子犬ですが、26キロとすくすく成長しています。
成犬になるまでは供血しないので、今は私の家で過ごしています。
なんでも楽しいらしく、いたずらばかりしています。なかなか落ち着きません。なかなか疲れません。さすが子犬です。
成犬になると60キロ近くになる犬種なので、大きくなってコントロールができなくなると大変です。そのため、最近は訪問の訓練士さんに協力してもらい、私とデレクはお勉強を始めました。私の指示の出し方がおかしければ、デレクもできないので、私も正しくできるよう頑張ります。
他にも、スタッフが飼っている大型犬や、大型犬を飼ってらっしゃる患者様にもご協力いただいております。
冷たいタオルはいいね。
りゅう君
スクールでおすまし
かるまちゃん
供血犬一年生のロッティちゃん
大人になったら供血犬!デレク君
人の医療と同じように、動物でも『輸血』は必要になってきます。
そのためには健康な子達の協力が必要です。
しかし、大きな手術などが増えると血液が足りなくなることもあります。
当院では今も献血ボランティアを募集しております。
詳しい内容のお問い合わせ・ご質問等ございましたら、いつでも当院の獣医師にご相談ください。