病理診断科に見学にいらっしゃいませんか?
こんにちは。病理診断科の平林です。
立春を迎えましたが、まだまだ朝晩は寒く、先日は雪がたくさん降りましたね。
雪が降ると大変なことも多いのですが、長野県出身の私としては、馴染みのある雪に少し嬉しい気持ちでした。
さて、病理診断科は開設してからもうすぐ4年目を迎えます。
この3年間、診断する機会をたくさん頂き、病理診断をもって患者さんの診療に携わらせていただけたことを、とても嬉しく思っております。
私は、獣医師としての始まりが臨床獣医師だったこともあり、動物や診療現場に近いところで病理診断ができる、この病理診断科をとても気に入っています。
病理診断科は動物病院とは別の棟にあるのですが、患者さんの様子を見たり、検査・手術に立ち会ったり、臨床獣医師とディスカッションをしたりと、動物病院と病理棟を行き来して過ごしています。
こうすることで、病理検査依頼をいただいた患者さんの病状の理解が深まり、診断精度の向上に結びついていると思います。
そして、院内検査により病理診断を早く出せることで、患者さんが速やかに治療を受けられることに、大きなやり甲斐を感じています。
病理検査の内容としては、実施できる免疫染色や特殊染色の種類を徐々に増やして、少しずつ充実させることができました。
検査を積み重ねながら、珍しかった検体や、複数の検体から見出されたことについて、学会や研究会で発表し、診断医の方々と共有させていただけたこともよかったです。
最近、嬉しいことに当院病理診断科に興味を持つ大学院生や大学生の方々が見学にいらしてくださっています。
施設としての規模はまだまだ小さいですが、今後、病理診断科は診断医、病理検査技師を増員し、体制を強化していきたいと考えています。病理診断科にご興味のある方は、ぜひ見学にいらしてください。
↓先日の雪で、雪だるまを作りました。子供は初めて見る雪だるまに興味を持ち、そっと触れてみていました。
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