総合診療科
犬の膿皮症について
こんにちは。獣医師の藤森です。
今回は犬の膿皮症についてお話しします。
「膿皮症」みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
膿皮症は皮膚の感染症です。
症状として皮膚炎、痒みなどが見られます。
検査は症状のある部分にテープやスライドガラスを貼り付けて顕微鏡で見ます。
膿皮症になると、皮膚にこのような赤いブツブツができたり
毛がボソボソとカサブタと共に抜けることがあります。
このように炎症細胞とその中に細かい粒々が見えます。
この粒々が膿皮症の原因となる細菌たちです。
膿皮症は痒みの原因となり放っておくと皮膚が真っ赤になったりゴワゴワになってしまいます
膿皮症の治療はシャンプーなどの外用剤や抗生剤で行われます。
しかし、アレルギー性皮膚炎やホルモン疾患などの基礎疾患がある子では再発を繰り返すことが多いです。
皮膚にブツブツができていたり痒そうにしている場合は相談してみましょう。
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