テディベアカット
こんにちは。トリマーの有賀です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。体調を崩さぬようご自愛下さいませ。
さて今回は、カット犬種ならよく耳にする『テディベアカット』について少しご説明できたらと思います。
特にトイプードルの子に多いこのカットは、なんとなくは分かるけど…
と曖昧なイメージを持つ方もいらっしゃると思いますので解説していければと思います。
まずは、どこかに白くて、顔がボサボサで切り甲斐があるトイプードルはいないかな?
いましたね!!
もう目がどこにあるかもわからない切り甲斐がある子がきてくれました!!
まずテディベアカットとはざっくり言いますと、輪郭(赤い丸)が丸くなっていて、口元にもう一つ丸(黄色い丸)があるカットになります。
基本的にはこのような形になりますが、輪郭を大きく見せてふわふわ感を出したり、ご飯を食べた後お手入れしやすい様、口元の丸を小さくしたりとこの形を基本にオーナー様の好みに合わせていく形になります。
最初に目頭と目の上をカットしました。
これで目が見えますね。
次にあご下の毛をバッサリカット。
顎の下の毛を短くカットすると、小顔に見えますし、お手入れもしやすくなるのでおすすめです。
次は輪郭のカットですが、鼻の所から耳の穴までを丸く、緩やかなカーブを描くようにカット。耳の穴あたりから少し直線気味に頭につなげていきます。
ここのカーブも先程カットした顎下の毛に合わせるため、顎下の毛が短ければこの写真のように緩やかなカーブになりますが、ふわふわ感を出すのであれば顎下の毛をもうすこし残してもっと丸く仕上げる事もできます。(黄色い線みたいに)
頭もカットしました。顎下が短い分、頭には少し余裕をもって長めに残してカット。先程切った輪郭にも繋げ丸く仕上げます。
最後に口周りのカット。小さすぎると丸が強調されず、シャープな印象になり、丸が大きすぎても目が隠れてしまう為、バランスを意識しながらカット。丸くなーれとつぶやきながらカットすると結構丸くなります。
左右対称になるように向かって左側も先程と同様の手順でカットすれば出来上がり。
少しいびつな丸になってしまいましたが、イメージ的にはこのような形になります。
あんなにボサボサだった子もスッキリ可愛くなりましたね。
これを機にトリミングに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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