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総合診療科

ペットの急変に備えてお家でしておくべきこと

こんにちは、獣医師の中嶋です。

今日はペットが急変してしまい、普段受診したことのない病院を受診しなければいけなくなったときのためにお家でできる準備についてお話しようと思います。

病気やケガは時間を選びません。

夜間に急に具合が悪くなったり、かかりつけの病院の休診日に具合が悪くなってしまうこともあります。

そういう時に備えて今からお話しする4点はお家で準備しておくとよいでしょう。

①過去の病気をまとめておきましょう

過去に治療した病気の診断名、時期と期間は獣医師に伝えられるようにしましょう。

病気の中には繰り返し起きるものや数年かけて具合が悪くなる病気もあります。

今回の症状とは関係ないと自己判断せず、獣医師に伝えるようにしましょう。

 

②治療中の病気をまとめておきましょう

現在治療中の病気がある場合は急変と関係している場合が十分に考えられます。

診断名をしっかりと把握しておきましょう。

 

③検査データはまとめておきましょう

病院で貰った検査結果データはまとめて保管するようにしましょう。

緊急受診する際はそれらのデータも持っていくようにしましょう。

血液検査を評価する際には、その時点での数値はもちろん大切ですが、過去のデータとの変化も重要な情報となります。

 

④服用しているお薬・投与したお薬の名前を知っておきましょう

「下痢止め」や「痛み止め」、「抗生剤」といった情報だけでは、実際に何の薬剤を投与したのかわかりません。

薬の中には同時に使用すると副作用が出てしまうケースや薬の効果を減退させてしまうケースがあります。

可能であれば、治療してもらった先生に、使用した薬の名前を教えてもらいましょう。

また、内服薬を処方された場合には、実際にお薬を持参して頂くと、何のお薬かわかるかもしれません。

 

 

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