神経内科・神経外科
神経科の診療が始まりました
こんにちは、獣医師の座古です。
年が明けて1月から神経科ができ、診療が始まりました。
診療日は月曜、水曜、金曜、日曜の週4日です。
神経科の担当は宇津木先生です(写真でMRIの撮影をしています)。
私もサポートスタッフとして神経科の診療に参加しています。
さて、神経の病気というとどういったイメージをお持ちですか?
実は神経の病気の症状には様々なものがあります。
歩けなくなる、立てなくなる、けいれんが起きる、首が曲がる、眼が見えなくなる、ものが飲み込めなくなる、行動が変わる、性格が変わる、などなど、いろいろな症状の原因に神経が関わっていることがあります。
神経の病気は、そうした症状から原因を推測し、検査をおこなって診断を確定していきます。
症状によって必要な検査は様々ですが、MRI検査が必要になることもあります。
MRIは脳や脊髄といった外からは見えない、からだの奥にある神経を調べることができます。
麻酔が必要な検査ですが、磁力を使った検査なので放射線の被曝はありません。
写真は先日、神経科で撮影したMRIの画像です。
頭の中の脳を撮影しています。
このMRI検査では、脳実質と呼ばれる部分(写真の灰色のところ)が縮まっていて、脳脊髄液と呼ばれる液体の部分(白いところ)が増えている、ということがわかりました。
脳が萎縮していると判断されます。
症状やMRI検査の結果などををもとに、認知症(痴呆)と診断しました。
神経症状はさまざまな症状があるためわかりにくく、それが病気なのか?神経科を受診したほうがいいのか?などの判断が、ご家庭ではつかないこともあります。
なにか変わったことがあったらまずはスタッフへご相談いただき、必要に応じて神経科もご利用いただければと思います。
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