点眼方法について
こんにちは。看護師の加藤です。
今回は、点眼薬(点眼液、眼軟膏)の点眼方法についてお伝えしたいと思います。
みなさん、点眼の際にわんちゃん、ねこちゃんが動いてしまって上手く点眼ができなかった経験はありませんか?
動いてしまうと上手く目の中に入らなかったりと大変ですよね…。
まず点眼液のポイントは三つあります。
一つ目のポイントとしては、わんちゃん、ねこちゃんの後方から点眼液をさすようにしましょう。
私達人間でも真正面から点眼液を持って、向かってこられたら嫌ですし怖いですよね…
わんちゃん、ねこちゃんも同じです。
二つ目のポイントは、顎下を支え、少し上を向かせるように保定します。
三つ目のポイントは、点眼液を持った手の小指を使って上のまぶたを持ち上げます。
(白目が見える状態にします)
→白目の部分に液体を落とすイメージで点眼してみてください
続いて、眼軟膏です。
眼軟膏の場合は、どのように点眼したら良いかわからないというお声をよく耳にします。
眼軟膏のポイントは三つあります。
一つ目のポイントは、御家族の方の人差し指もしくはガラス棒というものを使用して点眼していきます。
(指の場合は、必ず手を洗うようにしてください)
二つ目のポイントは、上のまぶたを持ち上げ、眼球とまぶたの間に空間を作ります。(写真参照)
→空間の部分に軟膏を塗り込むようにしてみてください。(軟膏の一回量は5mm〜1cm弱)
三つ目のポイントは、上下のまぶたを閉じたり開けたりして軟膏を馴染ませます。
点眼薬は嫌がる子も多いですが、先日看護師の小山田さんがブログにあげていたように、点眼後のご褒美というのも効果的だと思います。
わんちゃん、ねこちゃん、そして御家族の方々も嫌な思いすることなく点眼できることが1番望ましいです。
点眼薬に限らず、内服薬など投与にお困りの際はスタッフにぜひ相談してください。
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