眼科
眼科の検査
こんにちは、看護師の田村です。
今回は眼科の検査についてお話します。
眼に入る光は角膜-水晶体-硝子体を通過し網膜に認識されます。
網膜に認識された情報は、視神経を介して脳へと伝達されます。
目の異常は見た目で気付くこともありますが気付かない事も多いです。
スリットランプ検査
眼球の内部を観察する道具を使った検査になります。
眼球の表面(結膜、角膜)から内部(前房、虹彩、水晶体、硝子体)、眼底(網膜、視神経乳頭)まで、くまなく観察することで、異常がどこの部位で起こっているのかを確認します。
フルオレセイン染色検査
眼球表面(角膜表面)の傷の有無等を調べる場合には、フルオレセイン染色検査を行います。
角膜表面に傷があると、その部分が染色されます。また、流涙症の原因の一つである鼻涙管の閉塞も、この検査で調べることができます。
鼻涙管が通じていれば染色液が目から鼻に抜けるため鼻汁が染色されますが、閉塞していると染色されません。
眼圧測定検査
眼の中の圧力のことを眼圧といいます。眼圧は房水と呼ばれる透明な液体によって調節されており、何らかの原因によって房水が増えると高くなり、減ると低くなります。眼圧測定は、眼圧が上昇して起こる緑内障などが疑われるときに行います。
シルマー涙液試験
涙の分泌量を測定する方法がシルマー涙液試験です。眼球表面の光沢がなく、乾性角結膜炎など、涙の分泌減少が疑われる場合に行います。
目盛りのついている試験紙を眼瞼と角膜の間に1分間挿入し、涙で濡れた部分を計測します。
5mm以下は重度涙液減少、6〜10mmは軽度涙液減少、11〜14mmは涙液減少の疑いと判定します。
色々な検査を行って異常が無いか見ていきます。
もし、目の異常に気付いた場合はいつでもご相談ください。
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