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総合診療科

猫の下部尿路疾患について

初めまして、4月に入社しました獣医師の工藤です。

出身は北海道なのですが、就職を機に埼玉へ引っ越してきました。

雪の降らない(自転車に乗り続けられる)冬は初めてなので、今から楽しみです。

さて、今回私は猫の下部尿路疾患についてお話したいと思います。

尿は腎臓で作られ、尿管・膀胱・尿道を通って排泄されます。

下部尿路というのは膀胱から尿道までの通り道のことを言うのですが、猫ちゃんはこのあたりの病気が多い傾向にあります。

特に、最近めっきり朝晩が冷え込むようになりましたが、この時期には頻尿・血尿・尿路閉塞などで来院する猫ちゃんが増えてきます。

寒くなってお水を飲む量が減ったり、温かい布団からでるのがおっくうになって水を飲むことを我慢したり…ということが一因なのではないかともいわれています。

この時期にはぜひ、水飲み場を増やしてあげたり排尿の回数をこまめにみてあげたりと気をくばってあげてください。

特に、最近普及しているシステムトイレは、トイレ掃除の頻度が少ないという利点の反面、排尿回数の変化に気づきづらいので注意が必要です。

気になる症状がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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