総合診療科
今だからこそ気をつけていただきたい病気(熱中症
獣医師の皆川です。日中は汗ばむ季節になってきました。
いよいよ気温と湿度がグンとあがる梅雨、そして夏がやってきます。
そんな今だからこそ気をつけていただきたい病気があります。
熱中症!
熱中症は夏の病気!と、思われる方も多いですが、身体が暑さに慣れていない今も注意しないといけない時期です。
例えば…
・家に帰ったら室内が暑い。出迎えてくれず、うずくまったまま元気がない。
・日中にドックランで走り回って帰ったあとからぐったりして下痢している。
・ちょっとの間、エンジンを切った車内に置いておいて、戻ってきたら意識もうろうとしていた。
あくまで一例ですが、暑い場所にいる(いた)、もしくは、暑い日に体温を上げる行動のあとに元気がない場合には要注意です。
ヒトと違ってワンちゃんネコちゃんは汗をかけません。
体温を下げるのが苦手なのでヒト以上に室温調節に気をくばる必要があるんですね。
①天気予報・予想最高気温をチェック!暑い日はクーラー・扇風機をかけて外出する!
②お水を切らさない!
③お散歩はすずしい早朝・夜に行う!
これだけでも十分な予防です。
まだ朝晩と日中で寒暖の差も激しいので予測がしにくいと思いますので、天気・気温予報も十分活用しましょう。
また、もともと熱中症になるリスクのある子として
・短頭種(チワワ、フレンチブルドック、パグ、シーズー、狆、ペキニーズなど)
・肥満傾向
・心臓や呼吸器に持病がある
・おしっこが多いなど体内の水分がなくなりやすい病気(腎不全・糖尿病など)
がある場合は特に要注意です。
もし、ご不安なことがありましたら獣医師までご相談くださいね。よろしくお願いいたします。
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