神経内科・神経外科
動物の脳腫瘍
こんにちは。獣医師の金園です。
脳腫瘍は誰にとっても一大事です。
まさか、と思ってしまいますが、犬の脳腫瘍の発生率は人間よりも多いことが幾つかの研究で報告されており、残念ながら珍しい病気では無いという感触があります。
治療には様々な方法を慎重に選択しますが、最近の患者さんを2名ご紹介しましょう。
治療前
2回の抗がん治療後
御自宅での生活も順調で、体調も良く病気の症状もほとんど認められず元気に生活できているそうです。
治療はまだ続きますが、引き続き楽しい生活を続けて頂けるよう願っています。
手術前
手術直後
術後経過も非常に順調で、手術翌日からご飯もよく食べ、陽気に歩き回っていました。
退院後の経過も順調で、また楽しく生活できていることがとても嬉しく思います。
動物の脳腫瘍、特に猫の脳腫瘍は「何となく元気が無い、食欲が無い」などの症状しか出ないことも多く、早期発見・早期治療がとても難しいですが、ひょっとしたら、という場合にはまずはかかりつけ医にご相談され、その後専門施設を受診されることをお勧めいたします。
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