ホーム>スタッフブログ>総合診療科>犬や猫の糖尿病
総合診療科

犬や猫の糖尿病

あけましておめでとうございます、獣医師の姉川です。

年末年始はいかが過ごされたでしょうか。

私はお正月に食べ過ぎて体重や血糖値が気になるところです。

ご自身の体重や血糖値を気にしている方は多いと思いますが、実は動物でも大事なことなんです。

肥満については先月のブログに書いてあるので、今回は血糖値と関係のある糖尿病について紹介しようと思います。

人間でも有名な糖尿病ですが、その名の通り血糖値が上がり過ぎておしっこに糖分が出てくる病気です。

血糖値を下げる働きのある「インスリン」という物質を作っている臓器である膵臓の異常や肥満、遺伝など色々な原因で起こります。

そして、どんな子でもなる可能性のある病気です。

糖尿病になることで感染しやすくなったり、眼や腎臓に異常が出たり、病気の進行により昏睡状態になってしまうこともありますので、早めの診断・治療が大切です。

 

・・・と、怖い病気でもある糖尿病ですが、治療により多くの子が元気に生活することができます。

病院で糖尿病と診断された場合は、インスリンを注射して血糖値を下げてあげることで糖尿病をコントロールしていきます。

また、女の子の場合は避妊手術をしてホルモンの影響を減らしてあげればコントロールしやすくなることもあります。

糖尿病の子は水を飲む量やおしっこの量が目に見えて増えますので、ご家族で気づかれる方もいるのではと思います。

おうちのわんちゃんねこちゃんで思い当たることがありましたら、いつでも相談にいらしてください。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.samec.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/49