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災害時の動物との避難について

こんにちは、動物看護師の安達です。

先月は台風や地震などが多く不安な毎日でしたね。

今回は災害時の動物との避難についてお話しようと思います。

愛犬、愛猫と一緒に避難することを同行避難と言います。

災害が起きた時、自分や家族を守ることはもちろん、避難所で愛犬・愛猫を守れるのは飼い主しか居ません。

避難所によっては動物の受け入れが出来ない場合もあります。

そういった時に普段から心がけておくことが沢山あります。

 

○ 避難所や避難ルートの確認

家から近い避難所、その避難所にどうやって行くかを確認しておくことで速やかに避難することができます。

動物の受け入れが可能かどうかも確認し、出来ない場合は預け先を決めておきましょう。

 

○ ケージ、クレートに入ることができる、中で大人しくすることが出来る。

緊急で家を出なければならない時にスっと入ってくれると遅れず避難できます。

(病院に連れていく時にも役立ちますね!)

避難所では基本的にケージの中で生活することになるのでケージが嫌いだと吠えたり周りの人に迷惑をかけてしまいます。

日頃からケージの中=嫌いな場所とならないための訓練が必要ですね。

 

○ むやみに吠えない

避難所にいる人皆が不安な気持ちでいっぱいです。中には動物が苦手な人もいると思います。

その中でずっと吠えているとストレスがかかってしまいますし、飼い主側も申し訳ない気持ちになってしまうと思います。

日常でインターホンや物音などに対して吠えない訓練をしておく必要があります。

 

○ 家族以外の人に友好的か

避難のために親戚や知り合いの家、一時預かり所に預けることもあるかと思います。

ケガさせたりストレスを溜め込まないためにも普段から人に慣れされておきましょう。

 

○ 個体認識対策(鑑札、迷子札、マイクロチップ)、避妊去勢、ワクチン接種

万が一、行方不明になった時に飼い主の連絡先などの情報があることで戻ってくる確率が上がり、安心につながります。

そして、行方不明になった際避妊去勢手術やワクチン接種をしておくことで望まない妊娠や感染症にかからないようになります。

 

色々あげましたがまだまだたくさん災害に対して出来ることは沢山あります。

いつ災害が起きてもすぐ避難できるよう対策をたてておきましょう!

 

参考:インターズー人と動物の関係学、環境省ペットの災害対策

 

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