総合診療科
犬の歯について
こんにちは、獣医師の座古明奈です。
今回は犬の歯についてお話させて頂きます。
犬には上顎20本下顎22本の計42本の歯があります。猫は上顎16本下顎14本の計30本です。
犬は口の内のがアルカリ性のため虫歯になりにくいのですが、歯周病にはなり易いです。
歯周病は歯石の蓄積や細菌の増殖が原因で、歯茎の痛みや腫れ・出血・歯のぐらつきなどが起こる病気です。
歯周病を防ぐためには、歯石がつかないように歯磨きによるケアが重要です。特に、歯周ポケットまで歯ブラシでケアすることが必要です。
この部分は特に歯石が溜まりやすいです。
歯磨きを嫌がる子は多いですが、歯周病は口臭だけでなく病気の原因(鼻炎、下顎骨折など)になることもあるので、なるべく綺麗な状態に保ってあげましょう。
歯磨きの仕方など、わからないことがあればいつでも聞いてください。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.samec.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/447